DVDドライブ(令和3年9月15日)
CPRM(Content Protection for Recordable Media)とは、記録用媒体にかけることができる著作権保護技術のひとつです。
デジタル放送のTV番組を録画するには、CPRMに対応したレコーダーと、同じくCPRMに対応したDVDが必要です。
TV番組のコンテンツデータにはあらかじめ複製許諾回数の情報が入っており、DVDには個別の製品番号が、
レコーダーにはコンテンツごとの複製履歴がそれぞれ情報として管理・制御されており、 複製許諾回数を超えてコピーをしようとするとストップがかかる仕組みになっているそうです。
デジタル放送のほとんどの番組は、著作権を保護するため「1回だけ録画可能」のダビング制限がかけられていました。
この場合、HDDに録画した番組は、ディスクに1回ダビングするとHDDから消去されます。
新ルールの運用によりこの制限が緩和され、コピー9回、移動1回ができるようになり、これらの番組を「ダビング10」と呼ぶそうです。
自宅から「かじか荘」のある三重県尾鷲市へ車で行くルートは2つあり、行きは大峰山脈の東側を通る国道169号線、帰りは紀勢自動車道、伊勢自動車道、名阪国道を通るルートを利用しています。
行きの距離は150km、帰りは200kmほどで、約50kmの差がありますが、帰りは高速道路を使うため、時間的には行きより30分程早くなります。
国道169号線のほとんどは山道でテレビの電波は届かず、ラジオも雑音がひどくて聞けません。
そのため、自宅で録画したテレビ番組をレコーダーでDVDにダビングし、それを車の中で再生しています。
定期的に録画する番組は、歴史・軍事・心理・経済などさまざまな分野の専門家たちが英雄の心中に分け入り、日本の歴史を描く「英雄たちの選択」と、
毎回、宇宙にまつわる謎を1つずつ解き明かしていく「コズミックフロント」などです。
画面を見ることはなく音声だけですが、長時間の単調な運転中では十分楽しめます。
ところが最近そのレコーダーの調子がおかしくなり、ダビングができなくなりました。
ハードディスクへの録画、再生はできますが、ダビングのためにDVDを挿入するとエラーが表示されます。
以前、間違ってCPRM非対応のDVDを買って来てダビングしようと何度もトライしたことがあり、それが原因で故障したのかも知れません。
CPRM対応のDVDで試すと再生はできますが、ダビングができません。
レコーダーを買ってから10年以上なるので買い替えてもよいのですが、ダビング以外は正常に機能しているため、もったいない気がします。
ネットで調べるとレコーダーは30,000円以上しますが、DVDドライブだけなら15,000円程度で販売されていましたので、メーカーと型番が合うものを購入しました。
故障したレコーダーに接続されている同軸ケーブなどの線を抜いて外側のカバーを外すと、中にDVDドライブがセットされています。
それを固定している6本ほどのねじを外し、配線を抜くと取り外すことができました。
購入したDVDドライバーと取り換え、元のように配線してねじをつけるとねじが1本余ります。
どこかで付け忘れたのか、再度同じようセットしましたが、ねじを付け忘れている箇所はありません。
さらに取り外すときに無理に力を入れたのか、折れたプラスティック片が出てきました。
仕方がないのでねじ1本と折れたプラスティック片はそのままにして組み立てました。
レコーダーをテレビ台に据え、外付けの配線を元に戻し試してみると正常にダビングできるようになりました。
池作りや家の補修などの土木・建築関係の現場仕事は得意ですが、電気機器の修理もレパートリーに加わりました。
冬の大三角形(令和3年4月20日)
全天に21個存在する1等星の中で最も明るい星がシリウスです。おおいぬ座に輝き、「冬の大三角形」の1点にもなっています。
シリウスには、その周りを公転する伴星が存在します。私たちが見ている「シリウスA」のまぶしい光に隠れて、暗くて小さい白色矮星「シリウスB」がまわっているそうです。
DIYによる家の塗装を終え何かサインを残しておこうと、道路に面した屋根にペテルギウス、シリウス、プロキオンが作る冬の大三角形を示す星座を描きました。
最初、星座の位置関係を縮尺して正確に描こうとしましたが、範囲が広すぎて星座が小さくなってしまいます。そこで、星座を構成する星の位置はそのままで、星座同士をかなり近づけて描きました。
星を描くためにサイズの異なる3つの円をボール紙にくり抜いた型紙を作り、冬の大三角には一番大きな円を使いました。
黄色い水玉模様が並ぶだけでは星座とは分からないかもしれないので、左上に大きな満月を描き、その中に遊び心でバットマンのマークも描きました。
家の前には道路を隔てて広い公園があり、地盤が1m程高くなっていて屋根の面が良く見えます。公園は毎日、ゲートボールを楽しむお年寄りや、ソフトボールの練習をする子供たちが利用しています。
先日玄関の前で作業をしていると一人の老婦人が声をかけて来られ、屋根に描かれた模様の意味を尋ねられました。何が描かれているのか気になっていたとのことです。
オリオン座とおおいぬ座、それにこいぬ座を描いたものであると説明すると、冬の大三角を知っておられたらしく納得された様子です。
月に描いたバットマンについては、バットマンの意味が分からなかったようで、こうもりだと説明しましたが、なぜ月にこうもりなのかは理解しておられなかった様子です。
私の説明を聞いて公園の集会所の前で待っていた他のご婦人に説明されていました。どうやら我が家の屋根がご近所の話題になっていたようです。
夜に輝く揺らめくライトを見て火事だと知らせてくれた方もおられます。面白いアイディアだと褒めてくれた方もいれば、宗教施設の様だといぶかしがられた方もおられるようです。
星座を描き足場を解体してからも作業は続きます。最も手間のかかった作業は、長さ2.7mの波板20枚の張替です。
波板の山を2つ重ねて上からフックの孔をあけますが、ドリルが滑ります。
そのため、直径2.5cm、長さ10cmほどのパイプを半分に切って山の中心に孔をあけ、それを波板の上においてガイドにして孔をあけました。
玄関ドアは古いペンキを高圧洗浄で剥離し、下地をきれいに磨いてからミッチャクロンという下地塗料を塗り、何層にも分けてアルミ専用のペイントをスプレーしました。
コーナー部は防水用のシール材で仕上げ、家内がプロ並みだとほめるくらいの出来栄えです。
玄関ドアのペンキを塗り終え、最後に雨戸に大きな菩薩の眼を描くつもりでしたが、ますますいかがわしい宗教施設と間違えられるのではないかと思い作業は保留しています。
今、やさしい香りの小さな花を大量に咲かせるモッコウバラが5分咲きで、玄関のフェンスを華やかに演出してくれています。
この花は、秋篠宮家の眞子さまの御印という事で脚光をあびた花でもあります。
行儀が悪い細い枝が四方にランダムに伸びるため、棚を作って枝を誘導した結果、スケールの大きな花の壁になり、化粧直しをした家の外壁によく映ります。
私に残された時間は後10年程です。元気なうちにやりたかった一つのテーマを終え、次の課題に取り掛かります。
屋根・外壁の塗装工事【その2】(令和3年2月3日)
我が家の屋根は、「切妻」と呼ばれる二等辺三角形のような形状をしています。この三角屋根の斜辺になっている端の部分を「ケラバ」、その下の側面部分を「破風」と呼びます。
棟から勾配を下った屋根の端、地面と水平になっている部分は「軒先」です。軒先の先端には「鼻隠し」と呼ばれる板が取り付けられていて、雨樋はこの鼻隠しに付けられています。
前回、7年ほど前に屋根の塗装を行ったとき、損傷がひどかった破風と鼻隠しのコーナーにはプラスティックのカバーを付け、ケラバと破風の間にはアルミのアングルを取り付けて雨水の侵入を防ぐようにしていました。
今回の工事でそれらのカバーを取り外すと、ドライバーが簡単に突き刺さるほど木材が腐っていました。
ケラバの屋根側は、排水のため樋のような構造になっているので、雨水は破風側から侵入し、アングルを取り付けたことでかえって水はけを悪くしてしまったようです。
そもそもの原因は、ケラバを覆う板金の寸法が短くて木材をカバーしきれていなかったため、雨水が回り込んでしまったからです。
ここまで損傷が進むと、ペンキの塗り替えでは対応できませんので、専門業者に依頼してケラバと破風を板金でカバーしてもらいました。
端部だけ傷んでいた鼻隠しも、樋の受け金具を一部外して1mほど板金で覆ってもらいました。業者に依頼したのは足場工事とこの板金工事だけで、屋根、樋、外壁、アルミサッシの塗装は全てDIYで行いました。
前回遮熱塗料で仕上げた屋根は、あまり断熱効果が出なかったので、下塗りのシーラーの上に耐久性の良いアクリルシリコンを2回塗り、樋も割れている箇所を修理して、屋根と同じ黒の塗料で仕上げました。
アルミサッシは、アルミ専用の下塗、上塗スプレーで仕上げましたが、塗装よりも養生に何倍もの手間がかかります。
外壁は20年近く前に業者に塗装してもらったフッ素塗装が健全だったので、部分的な補修塗装だけにして全体にサイディング専用の透明でつやのあるフッ素系外壁保護塗料を塗りました。
目地部は全部やり換えるつもりでしたが、表面が少しひび割れているだけで内部は健全なため、外壁と同じように塗装しました。
一通りの塗装作業が終わると次は付属設備のメンテナンスです。養生テープを巻いて外壁にむき出しに取り付けられていたエアコンのホースにはカバーをつけ、排水パイプは縦樋に孔をあけて突っ込みます。
アンテナを取り外した支柱が屋根の端に付いていますが、同じ支柱を屋根の反対側にも取付け、その間にワイヤーを張って同軸ケーブルを固定します。
支柱の先端にはLEDライトが秩序的に並んで、点灯すると燃えている炎のようにゆらめくガーデンライトを取り付けました。
その日の夜玄関のチャイムが鳴ったので出てみると、知らないおじさんが「屋根が燃えています」と知らせてくれました。
先日、もう一つ遊び心で、道路に面した屋根に満月を背景にした巨大なバットマンのマークを描くため屋根に上ると、まだ乾ききっていなかった露に足をとられ、棟から滑り落ちてしまいました。
幸いつけていた命綱と足場がストッパーになり、擦り傷を負っただけで軒先に止まりましたが、どうやらこのマークは縁起が良くないようです。
そこでデザインを変えてペテルギウス、シリウス、プロキオンが作る冬の大三角形を表す星座と月を描くことにしました。
サイズをかなり小さくした満月の中には懲りずにバットマンのマークを描くつもりです。
安普請の我が家を維持するため、何度も屋根の塗装を行ってきましたが、どうやら今回がDIYで行う最後のメンテナンスになりそうで。
屋根・外壁の塗装工事(令和2年11月6日)
くさび緊結式足場とは、一定間隔に緊結部を備えた鋼管を支柱とし、手摺や筋交等を支柱の緊結部にくさびで緊結するタイプの足場です。
ハンマー1本で簡単に組み立てが出来ることが特徴で、国内初めてのくさび緊結式足場の商品名から「ビケ足場」とも呼ばれています。
10月の初め、玄関ポーチの屋根のアクリル板を外している時、この足場を満載したトラックが我が家に到着しました。
足場を組んでもらうためにはガレージ屋根の波板など、じゃまになる部材は全て外さなければなりません。
屋根、外壁の塗装工事を一式で発注した場合は業者がやってくれますが、今回依頼したのは足場を組んでもらうだけの工事で、他の作業は全て自分で行う大掛かりなDIYです。
台風が近づいていて小雨の降る中で組み立て工事は始まりました。3人の職人が手慣れた手つきで足場を組み立てていきます。
組み上がった足場が高くなるに従ってブラケットなどの材料を上げなければなりませんが、タイミングを合わせて下から放り上げて上でキャッチします。
若い職人が高い所を受け持ち、リーダー格の職人が地上作業、もう一人の年配の職人が補助作業を行う役割分担のようです。
4時間ほどで組み終え、シートも最上段のパイプに取り付けられましたが、翌日台風が来るため、シートは張らずに柱に括り付けて足場組み立て作業が完了しました。
台風が過ぎ去った後、カーテンを広げるようにシートを広げていきました。
広げるのは簡単ですが、7mほどの高さに組まれた柱に30cm間隔でそれを括り付けていく作業が大変でほぼ半日かかりました。
家の外壁や屋根を至近距離で調べてみると、7年ほど前に塗り直した屋根の端の部分には苔が生え、所々塗装が剥がれています。
最も痛みがひどかったのは破風と鼻隠しのコーナー部で、雨仕舞が悪いため木材の一部が腐っています。
どうやら素人が手を出せるような補修ではないため、専門の板金屋さんにお願いすることにしました。
森板金工業は、板金業から建築工事に業務を拡大してきた雨漏りや、家の外回りの工事の専門会社です。
「屋根リフォームで失敗しない市民講座」の開催など、ユニークな取り組みをされています。
何年か前にこの市民講座に参加したことがありますので、この会社のことはよく知っていました。
補修方法を相談するため来てもらう約束をしましたが、足場は既に組んであるため梯子などは必要無いと連絡しておきました。
DIYで塗装工事をする客に興味を持たれたのか、当日社長自ら来られました。
一通り見てもらって痛みの激しい破風と鼻隠しの一部をガルバリウム鋼板で覆うことにしました。
外壁のサイディングはフッ素塗装をしていますが、一般塗料で塗り替えた場合は剥がれてしまうことなど他にもいろいろとアドバイスを頂きました。
外壁にチョーキングはなく剥がれた個所も無いため、高圧洗浄だけで塗り替えは行わず、劣化した目地だけを取り換えることにしました。
屋根はケルヒャーの高圧洗浄機で洗浄しましたが、業者が行う洗浄とは水圧が違うため、完全には元の塗膜は除去できていません。
以前塗り替えた時はワイヤーブラシで擦っただけで洗浄もせずに塗り、7年ほど持ちましたので、このままの下地処理で塗装することにしました。
今回のDIY工事では業者に依頼するのと比べて100万円以上の工事費用が節約できます。
その分臨時収入があったものと仮定して、ゴルフ道具を一新しました。
マクロ(令和2年7月16日)
DocuWorksはPC上の文書と紙の文書をひとつにまとめ、書き込みなどの編集作業を行える便利な文書管理ソフトです。
AdobeのPDFに比べ紙を扱う感覚で操作できる点や、作成したデータのファイル容量が軽いとされることが特徴です。
DocuWorks をインストールすると、WordやExcelなどMicrosoft Officeのツールメニューに「DocuWorks」タブができ、簡単にDocuWorks文書に変換することができますがひとつ問題があります。
Excelのブック内のワークシートをDocuWorks文書に変換すると、ワークシートごとにブック名1、ブック名2と文書名が自動的に付けられてしまいます。
元のシート名が無視され文書管理がやりにくくなるため、変換された文書名を一つ一つ元のシート名に直していくのが手間になっていました。
そこでExcelのシート名がDocuWorksの文書名になるようにマクロを作れないかとの相談がありました。
Excelのマクロを作った経験はありますが、もう10年ほど前のことで、一から作る能力もありません。
ネットで探すと様々なマクロのサンプルがあり、最初に見つけたのはExcelのブックにあるワークシートを、ワークシートごとにPDFに変換するマクロです。
このマクロを使ってPDFに変換し、そのPDFをさらにDocuWorksに変換できれば問題は解決します。
しかし、マクロを使わなくてもDocuWorksのXDWとPDFは相互に変換できますので、そのようなマクロは見つかりませんでした。
更に探していると、ブックのシートを新しいブックにコピーし、シート名を新しいブック名に変更してDocuWorksの文書に変換するマクロが見つかりました。
それをアレンジして最初に作ったバージョンはブック全体を変換するものでしたが、変換するシートを選べるようにしてほしいとの要望があり、最終的にできたのが次のマクロです。
Sub 選択されたSheetのDocuWorks変換()
Dim i As Long
Dim MySTR As String
Dim pn As String
Dim MyFile As String
For i = 1 To ActiveWindow.SelectedSheets.Count(選択されたシート数ループ)
MySTR = Worksheets(i).Name(ワークシート名取得)
With Worksheets(i)
.Copy (シートを新規ブックへコピー)
End With
With Workbooks(Workbooks.Count) (新規ブックの処理)
.SaveAs Filename:=ThisWorkbook.Path & "\" & MySTR
MyFile = .FullName(名前を付けて保存して、フルパスをブック名に変更)
pn = Application.ActivePrinter(DocuWorks文書に変換)
.Worksheets(1).PrintOut , ActivePrinter:="DocuWorks Printer"
Application.ActivePrinter = pn
.Close(ブックを閉じる)
End With
Kill MyFile(用済みになったブックの削除処理)
Next i
End Sub
今までファイル名を手で直していた手間が省けると好評です。
技術士の資格が必要とされて再就職して1年になりますが、毎日出社するわけでもなく大してお役に立てているとは思えませんでした。
現役で設計に携わっていたのは30年以上も前のことで浦島太郎状態ですが、「昔取った杵柄」、システムの分野で少しお役に立てたような気がします。
TVチューナー(令和2年5月20日)
PC用テレビチューナーとは、パソコンでテレビ番組を見たり、録画したりできるようにするための拡張機器です。
PCで作業をしながらテレビ番組を楽しめるのが特徴で、モデルによっては、複数番組を同時に視聴・録画できます。
かじか荘にテレビがなかった頃は、「MonsterTV-U3SW」という製品を使っていましたが、
自宅のPCでも使うため持ち運びしているうちにコネクターの調子がおかしくなり、デバイスが認識されなくなってしまいました。
USB接続のコードが悪いのではないかと交換しましたが、コードではなく接続口に不具合があったようです。
テープで接続口を固定してだましながら使っていましたが、その内デバイスが全く認識されなくなってしまいました。
この型のチューナーは、もう廃版になっていて修理ができませんので新しいTVチューナーを購入することにしました。
e-better社製の「DTV02-1T1S-U」というTS抜きができるチューナーで、B-CASカードは故障したチューナーのカードを転用できます。
TS抜きとは、地デジ・BS/CS放送を、コピープロテクトが掛かっていない状態でパソコンに動画として保存することで、動画のコピー編集が自由に行えます。
届いた製品には取説すらなく、注意書きには「上級者向けの製品でインストール・ご利用方法等はサポートいたしておりません」とあります。
まあ何とかなるだろうと高を括っていましたが、ここから悪戦苦闘が始まりました。
手探りの状況でエラーを繰り返しながら、具体的なインストールの方法が書かれているページにたどり着くまでずいぶん遠回りをしました。
内容は下記の様なものです。
先ず、「DTV02-1T1S-U」をインストールする場所として「C:\TVチューナー」というフォルダを作成します。
次にe-better社の公式ページから「DTV02-1T1S-U」のファイルをダウンロード展開し、中に入っている「Driver」フォルダを「C:\TVチューナー」に移動します。
「Software For TVTest(x86)」フォルダの中にある「RegisterFilters」フォルダを「C:\TVチューナー」に移動します。
「C:\TVチューナー」の中の「RegisterFilters」フォルダを開き、以下のようにします。
「CopyFilters.bat」をダブルクリックして実行します。そして「RegisterFilters.bat」を今度は右クリックして管理者権限で実行します。
「C:\TVチューナー」の中の「Driver」フォルダを開き、「ISDB2056.inf」を右クリックしてインストールを実行します。
「TVtest」をダウンロード展開し、「C:\TVチューナー」に移動します。
radi-sh氏のBondriverをダウンロード展開し、以下のようにします。
中に入っている「x86」フォルダの「Release」フォルダの中にある「BonDriver_BDA.dll」を「BonDriver_1T1S.dll」にリネームしてTVtestのフォルダに移動します。
radi-sh氏のDigibest系チューナー用BDASpecialプラグインをダウンロード展開し、以下のようにします。
中に入っている「BonDriver_1T1S.ini」を「C:\TVチューナー」の中のTVtestのフォルダに移動します。
中に入っている「x86」フォルダの「Release」フォルダの中にある「IT35.dll」と「WinSCard.dll」をTVtestのフォルダに移動します。
中に入っている「WinSCard.ini」をメモ帳で開き、「;TunerFriendlyName="ISDB2056 Dual Mode ISDB BDA Filter"」と書かれている行の先頭のセミコロンを消し、
「TunerFriendlyName="PXW3U4 Multi Tuner ISDB-T BDA Filter #0″」と書かれている行の先頭にセミコロンを追加して上書き保存します。
ここにたどり着くまでに1週間ほどかかりましたが、ようやく地デジの番組が見られるようになりました。しかし、BSはまだ映りません。
BonDriverの愛称が悪いとBSだけが見られなくなるようです。
手探りで調べていくのは冒険に似た楽しみがあり、真っ暗な画面から初めてテレビが映ったときは達成感がありました。
これまでHPの開設や移行などをやってきて、齢の割にはPCに精通していると思っていたのですが、自信が揺らいできています。
BSの問題が解決できれば、今度はオンライン飲み会に挑戦しようと思っています。
船舶免許(令和元年6月16日)
「J号は、10時00分、大島北端の黄岬灯台を磁針方位240°、距離3海里に見える地点から、磁針路310°、速度7ノットで航行を開始した。
J号はその後も同一の針路、速力で航行し、11時30分に船位を測定したところ、長浜町南方の浜崎灯台を、磁針方位040°、距離5海里に見る地点であった。
この海域における海流の流向(真方位)、流速を示せ。」
1級小型船舶操縦士の学科試験に出題された海図を使う問題です。
2級小型船舶操縦士の免許を取得するため桜ノ宮近くの大川の教習会場へ行ったのは、対岸にある造幣局の通り抜けの終わった頃です。
初日に実技の講習があり、川に浮かべられた教室で説明を受けた後、早速講習が始まりました。
船を操縦するのは初めての経験で、日常生活にはない動きを要求されることと、「ビルジ」や「解らん」などの聞きなれない言葉で頭が混乱します。
ちなみに「解らん」とは出港するため、係留ロープを解き、船内に格納する作業のことです。
発進、直進、停止、後進、変針、旋回、蛇行などの基本的な操縦から始めますが、車と違って真っすぐには進まず、またすぐには止まれません。
一通り基本的な操縦ができるようになると、次は応用操縦です。
人命救助では要救助者に見立てたブイに近づき、手で掴んで船に引き上げます。
また、避航操船では、船同士の衝突を回避するための操船を行います。
そして午後から実技試験が行われ、操船技術とともにロープの結び方、コンパスの見方などが試験されました。
午前中の講習で特に注意された安全確認をすこし大げさに行い、無事実技試験をパスすることができました。
実技試験が終わってから会場を別の教室に移しての学科の講習です。
実技試験の後の4時間にもおよぶ講習は疲れます。
聞いている方よりも講習している講師の方が大変なようなので聞いてみたら、
暑い時などはボーとして何を話しているのか分からなくなった経験があったそうです。
翌日は6時間の講習の後学科の試験があり、20題ほど4択の問題が出題されました。
事前に過去問に目を通していて、問題のほとんどはその中から出題されていましたので、合格ラインをクリアーすることができました。
ひと月程期間を置いて次の一級の試験に臨みました。一級は、実技試験はなく学科試験だけです。
一級と二級の違いは、二級が5海里(約10km)以上沖に出られないのに対し一級にはその制限はありません。
今回も事前に過去問に何回か目を通して準備をしましたが、海図を使った問題はやはり講習を受けなければ分かりません。
海図を見るのは初めてで、本格的に航海の勉強をしている気になります。
この歳になって鈍くなった脳を働かせて新しい知識を習得するのは面白いものです。
この講習を通して初めて1海里とは地球の緯度1分の地球表面の距離で1.852kmであること、1時間に1海里進むスピードを1ノットということ、
また真北と磁石の指す北には誤差があることなどが分かりました。
2日間で12時間ほどの講習を受けた後、2日目の5時から試験が始まりました。
海図に関する問題3問は後回しにして、他の選択問題から取り掛かります。
海図を使った問題では三角定規とコンパス、それにディバイダ―を使います。
海図に描かれているコンパスローズに三角定規を当て、角度を合わせますが、長い講習で疲れ切っているのと老眼の影響もあり、
小さな目盛りになかなか焦点が合いません。
悪戦苦闘しながらの何とか時間内に書き終えましたが、張り出された解答と答え合わせをしたところ満点でした。
先日一級船舶操縦士の免許が送られてきました。次は船です。宝くじが当たったら「社長号」の様なクルーザーを手に入れて海に出る予定です。
台風21号(平成30年10月2日)
最大瞬間風速58.1mを観測した今世紀最強とされる台風21号。
大阪の都市部にも大きな被害をもたらし、各地で看板や、住宅の屋根が吹きとび、観覧車もまるで風車のように回っていました。
関西国際空港では空港と陸を結ぶ連絡橋に漂流していたタンカーが衝突し、橋の一部が大きく壊れ、通行止めになりました。
京都嵐山の渡月橋では下流側の欄干が約100mにわたり歩道内に倒れ、東側歩道は通行止めになりました。
嵐山の近くに住むS君もこの台風で屋根瓦が飛ばされ、外壁の一部が崩れる被害に遭いました。
その日の翌朝、同じような被害に遭った近所の人達が家の損傷を調べ、対策を思い悩んでいる中、
S君はトレードマークのオレンジ色の服装でゴルフに出かけました。
屋根瓦が飛ばされ雨漏りがあったことを考えると、まず応急処置をするのが普通ですが、彼は大学の同級生達とのゴルフを優先させました。
こんな時にゴルフに行くことを許す彼の奥さんも鷹揚です。
ゴルフ場では昨日の台風がもっぱらの話題になりましたが、S君の家も被害があったのにまだ何の対策もとっていないことを知り、
雨漏りを修理した経験のある私が、翌日伺うことにしました。
梅田から京都へ向かう阪急電車の車窓からは、屋根瓦が飛び、アンテナが倒れている家が数多く見られます。
松尾大社駅からS君の家へ向かう道路は、道路わきの大木が風で倒れたため通行止めになっています。
迂回して着いたS君の家を下から眺めると、棟瓦の一部が飛ばされており、切妻の東側の外壁の一部も崩れて隣の屋根の上に落ちています。
2階の窓から屋根を見て驚いたことに、棟瓦がのし瓦の上に置いてあるだけで何の結束もされていません。
これまでの地震や台風でよく落ちなかったものです。
被害の状況は、棟瓦が6枚、平瓦が7枚、端部の袖瓦が6枚、それに外壁が剥がれたことにより隣の家の瓦が5枚ほど損傷しています。
応急処置として壊れていない棟瓦と平瓦を瓦用ボンドで固定し、プラスティック段ボールを適当なサイズに切って棟をくるみ、テープで留めました。
割れた平瓦は上にビニール袋を挟んで雨水が入り込まないようにし、剥がれた壁は切妻の上からブルーシートで覆い、
割れた袖瓦を重にして応急処置を終えました。
それから2週間ほどして発注しておいた瓦やサイディングが届いたので、車にそれらの材料を積んでS君の家へ向かいました。
割れた瓦を取り換え、ずれた瓦を直して一つおきに瓦用ボンドで側面を固定していきます。
一日で工事を終えるつもりでしたが、予報よりも早く2時ごろから雨が降って来ました。
濡れた瓦の上は滑りやすく危険なため、翌日来て作業することにしてその日は引き上げました。
翌日も瓦取換え工事の続きを行い、位置を修正して瓦用ボンドで留めました。
外壁の補修では、厚みを調整するために壁の剥がれた部分に下地の木材を打ち付け、浮いた外壁のラスモルタルを抑えながら、
サイディングをネジ止めしていきます。
最後に屋根との間の三角形部分に波板を貼り付け、補修工事が終わりました。
被害に遭った近所の方々が直ぐに補修工事を依頼できなくて困っている中、
S君からは、大吟醸酒一本の手間賃で駆けつけてくれたスーパーボランティア―としていたく感謝されました。
それにしても家の応急処置よりもゴルフを優先したS君の判断と奥さんの寛容が無ければ展開は違うものになっていたことでしょう。
諸法無我、45年以上も付き合いのある彼とは何か不思議なご縁があるのかも知れません。
ガラガラ(平成28年9月18日)
毎朝5時半から始まる読売テレビの「すまたん」は、キャスターの森さんと辛坊さんの掛け合いが面白く、軽快な切り口でのニュース解説が楽しい番組です。
番組にはいくつかのコーナーがありますが、芸能関係など興味のないテーマになると、NHKの朝のニュース「おはよう日本」に切り替えます。
その中に「まちかど情報室」というコーナーがあり、ちょっとした暮らしのアイデアが生かされた製品を紹介しています。
お腹周りのぜい肉を落とすフラフープが紹介された時は、早速ネットで調べて買い求めました。
硬質のプラスティックでできたフラフープは、いくつかのパーツに分かれており、つなぎ合わせると輪になります。
体に当たる内側には大きな磁石が埋め込まれており、それがお腹を刺激してぜい肉を落とす仕組みです。
早速組み立てて回してみましたが、重くてなかなか回りません。何度やっても2、3回回転すると落ちてしまいます。
磁石が内側に出っ張って付いているため、落ちるとき脛に当たると痛くてたまりません。
お腹の回りで回せるようになるまで、足があざだらけになるのを覚悟しなければならないようです。
脛の痛みに耐えて何回か練習しましたが、上手く回すことはできませんでした。結局一日であきらめ、今はバラバラになって物置に眠っています。
先日の放送では、ペットボトルをつけると「ガラガラ」になるトイ・グリップが紹介されていました。
孫に買ってやろうと調べたところ、ブナやケヤキの天然木を使用した高級品で一本3,000円もします。
階段の手すりの切れ端を利用して作ろうかと思いましたが、削りだすためには木工旋盤が必要です。
木で作るのを諦め、他の材料を考えた末に鉄パイプで作ってみました。
鉄パイプを10cm程の長さに切り、端部にキャップをはめ、鉄パイプをコーティングしているプラスティックと接着材で固定します。
反対側はアジャスター付きのキャップを利用して、孔をあけたペットボトルのふたを取っ手にボルトで固定します。
百均で買ってきた鈴やビーズをペットボトルに入れて、がらがらと音が出るようにして完成です。
ペットボトルの代わりにプラスティックでできた広口のボトルを利用したものも作ってみました。
先日、ボトルの中に鈴や小さな人形を入れて孫に送ったところ、その「ガラガラ」で遊んでいる写真が送られてきました。
取っ手が太くて重いため上手く持てず、転がして遊んでいるとのことです。
そこで柄の長さを短く軽くし、中に太陽光発電で動くフィギュアを入れる改良版を作ることにしました。
フィギュアの入る広口のボトルがなかなか見つかりませんので、フィギュアを分解して小さくしましたが上手く固定できず、
フィギュアも動かなくなってしまいました。
いろいろと工夫した末に、底板が取り外しできるプラスティックのコップを見つけ、これを利用することにしました。
同じように底板に孔をあけ、ネジで底板と土台を固定し、その上にフィギュアを固定します。
取っ手の反対側はキャップの代わりにフランジの付いた部品を付けて立てられるようにしました。
上が空いているため、鈴などを入れられず音はしませんが、コップの中で小さなフィギュアが動きます。
バージョンアップしたガラガラも取っ手以外の材料は全て百均で揃えたため、ほとんどお金はかかっていません。
光が当たっている間ずっと手と尾が動いている招き猫や、左右に腰をひねる熊のフィギュアにどのような反応を示してくれるかが楽しみです。
断熱工事2(平成28年8月4日)
6月から始めた天井の断熱工事がようやく終わりました。
材料費は10万円ほどでしたが、かなりの手間がかかり、業者に依頼していれば相当な額になったと思われます。
北側の小屋裏では既存の垂木を利用して断熱材を取り付けることができましたが、南側の勾配天井の垂木は天井板に隠れています。
そのため、新しい垂木を既存の垂木と交差して天井板の上から取り付ける必要があります。
隠れた垂木の位置を探すのには、押すと先端から針の出るワンプッシュという器具を使います。
垂木がない場合貫通しますが、あれば途中で止ります。
見つけた垂木の位置にしるしを付け壁と梁からの距離を測り、新しい垂木に下地孔をあけ、天井の低い方から上へ取り付けていきます。
450cm間隔になるように先端がL字型になった木材を壁または梁に打ち付け、L字の所に垂木を仮置きしてコーススレッドで天井に固定します。
その間にスリットが入って伸縮できる厚さ25mmの断熱材カネライトインサーをはめこんで行きます。
小屋裏の工事ではスペースの狭さに悩まされましたが、勾配天井の工事では高さが問題になります。
高い所では床からの天井高は5mほどあり、梯子だけで工事できるのは低い所だけです。
そこで、脚立の上に角材で作った1.5mほどの梯子を継ぎ足して固定し、露出している梁との間に足場を渡すようにしました。
最初井桁に組んだ角材の上に合板を張り、一畳ほどの足場を作ったのですが、重すぎて持ち上がりません。
そこで幅を60cmに縮小して、なおかつ井桁を部分的に半分ほどの高さに切って軽くしました。
足場の端部と梯子はボルトを差し込んでずれないようにしました。
脚立とその上に固定した足場を移動させながら、天井の高い方の垂木を取り付けていきます。
1区画の断熱材を貼り終えると次は600×2400mmの化粧合板を垂木にビス止めします。この工事を一人で行うのは大変です。
一枚3kgほどある化粧合板の位置を決め、落ちてこないように片手で支え、最初のビス止めをしますが、少しでもゆるめると位置がずれてしまいます。
片手で支えながら何度も位置を修正していると汗が吹き出してきます。
何とか24枚の化粧合板を張り終え、2ヶ月かかった断熱工事は一段落しました。
まだリフォームは続きますが、少し落ち着いてから梁のペンキの塗り替えや、壁紙の張替え、床板の張替えなどを進めて行きたいと思っています。
天井の断熱工事と並行して2つの和室の畳の張替えをネットで調べた畳屋さんに依頼しました。
見積りに来てくれた方の話では畳の芯材はしっかりしているため、表替えだけで済むそうです。
もう畳替えをすることもありませんので、熊本県産のイ草を使った少し高級な畳にしました。
90cmの大きさの畳に130cmの長さのイ草が使われ、株や穂先部分を捨てて、真ん中のいい所だけで仕上げられています。
畳を運び出された一階の和室の床には合板が釘打ちされています。
ここに掘り炬燵を作りたいと思っていましたので、一部の床をめくったところ断熱材が敷き詰められていました。
太い根太もあり、畳が入るまでの一日の工事では無理なため、後日計画することにしました。
畳を張替えた部屋はイ草のいいかおりがします。
「女房と畳は新しい方がいい」といいますが、正しくは「畳は新しい方が快適で、女房もまた新鮮なうちが生活に喜びが多い」という意味だそうです。
フランスでは似たようなことわざで、「ワインとワイフは古い方がいい」 というのがあるそうです。我が家にはワインの方が合うようです。
断熱工事1(平成28年6月23日)
朝日新聞の「天声人語」に「外断熱しかやらない工務店主」として取り上げられて以来、『「いい家」が欲しい。』は、
住宅本としてベストセラーを続けています。
「住み心地を問わない建物は事務所か倉庫と同じである。住み心地こそが、住宅の根源的な価値である。間取りや、
設備やインテリアがどんなに気に入ったとしても、住み心地が悪かったら何にもならない。」との考えで、
「家造りの目的は住み心地にある」と主張されています。
この言葉に衝撃を受け、住友林業との契約を取り止めて「住み心地一番」の家を建てた久保田紀子さんは、
その経験を『さらに「いい家」を求めて』に書いておられます。
改定を重ねたこれら「いい家」と名のつく住宅本は、今でも新聞の第1面の広告欄で目にします。
リタイアー後は趣味の大工の仕事をしたいと思って、住宅の建築関係の本を集中して読んでいた時期にこれらの本に出合いました。
実際に何社かに応募したことがありますが、実務経験もない高齢の一級建築士を採用する会社はなく、今は日曜大工に甘んじています。
築25年の我が家の2階は、夏は暑く冬は寒く、「住み心地」の観点からいえば倉庫と同じと言えるかも知れません。
三角屋根の南半分は天井が屋根の形をした勾配天井で、北半分は平天井の上のロフトを挟んで小屋裏が続いています。
南側とロフトの屋根は、勾配天井の上に断熱材が詰められている「屋根断熱」ですが、小屋裏は平天井の上に断熱材が敷いてある「天井断熱」です。
断熱の方法としては間違ってはいないのですが、外断熱の家と比べると断熱効果に問題があります。
そこで、2階の部屋や寝室の環境をよくするため、断熱工事を始めることにしました。先ずは寝室の上の小屋裏からです。
厚さ25mmの断熱材カネライトインサーを垂木の間に2枚重ねで張り付ける工事です。
小屋裏には床板が無く、最初は木製の梯子を梁の間に渡してその上に乗って作業をしていましたが足場が不安定です。
そこで小屋裏の床全面にシナベニアを貼ることにしました。
高い所でも座ると頭が屋根に届く狭い空間で、梯子の上に腹這いになって向こう側の梁に角材を取り付け、その上にシナベニアを貼って行きます。
小屋裏は真っ暗ですので、棟上げの時の魔よけの幣束(へいそく)の先にローゼットを取り付け、不要になった蛍光灯を付けて移動できるようにしました。
床を貼り終えてからスリットが入って伸縮できる断熱材を垂木の間に挿入していきますが、
垂木の間隔が少し狭く、全ての断熱材を5mmカットしなければなりません。小屋裏はサウナ状態でじっとしていても汗が滴り落ちます。
古い換気扇を利用して風を受けながら屋根裏と壁に70枚ほどの断熱材を取り付け、一週間ほどかかって小屋裏の工事が終わりました。
次の工事は、勾配天井への断熱材の取り付けです。小屋裏では既存の垂木を利用できましたが、勾配天井の垂木は天井板に隠れています。
そのため、新しい垂木を既存の垂木と交差して天井板の上から取り付ける必要があります。
小屋裏の工事ではスペースの狭さに悩まされましたが、これからの工事では足場が問題になります。
高い所では床からの天井高は5mほどあり、梯子だけでは不安定です。
そこで、梯子を脚立状に組み、露出している梁との間に板を渡して足場にしようと考えています。
今年の夏、初めて孫を連れて帰省する息子家族が、少しでも快適にお盆を実家で過ごせる様にと、素人大工の作業はしばらく続きます。
ゴルフの練習法(平成28年2月11日)
冬場は寒さからラウンドや練習場通いの回数が減りがちですが、読売新聞に室内でできる練習方法が紹介されていました。
必要なのは簡単に入手できるゴムホースだけ。
1mの長さに切ったホースを使って連続で素振りをすれば、理想的なスイングの動きを体に覚えこませることができるそうです。
部屋でクラブを振るスペースがない場合でも、ホースなら手軽に取り組めます。ホースはクラブを握るつもりで持ちます。
ゆっくりとバックスイングし、切り返しでも打ち急がないようにフィニッシュへ。そこから再びバックスイングへと連続素振りをします。
注意点は次の通りです。
① ボールが膝の高さにあるくらいのつもりで横振りに振る。
② インパクトのポイント以降で「ビュッ」と音がするように振る。
③ フィニッシュで右肩が目標に向くまで肩を回す。
④ 手首の力を抜いて滑らかなスイングを心がける。
「ホースが体に当たって痛い」という場合は、体が回転せずに手先でスイングをしている証拠です。
肩を回して最後まで振り切ることで、フィニッシュでホースが巻き付いてきます。
この練習の狙いは、スイングの動きを日常的に行い、体に覚えこませることです。
スイング中、体の動きを考えすぎるゴルファーが少なくありません。
食事の際、何も考えずに箸を使えるように、ゴルフでも自然にクラブを振れるようにします。
つまり、脳を通さず筋肉にプログラム化することです。
また、クラブを棒のようなイメージで考えると滑らかに振れませんが、軟らかいホースを振ることで、ムチを使うように手首を軟らかく使えるようになります。
早速、グリップとホースを買ってきて少し改良を加えた練習道具を作ってみました。
グリップ交換の要領で30cm程の長さのパイプをグリップとホースの両方に突っ込み、ホース側は専用のクリップで留めます。
シャフトとヘッドの代わりにグリップの先からホースがぶら下がった練習用のクラブが出来上がりました。
何回かこのクラブで素振りを重ねたところ、先日のラウンドでは今年初めての70台のスコアーが出ました。この練習方法の効果がでたのかも知れません。
ゴルフの基本的なスイングでは、クラブを剣道の竹刀のように構えて真っ直ぐ両腕を前に伸ばし、
右に90度捻った位置がトップ、左に90度捻った位置がフィニッシュです。
おじさんたちの井戸端会議「一木会」会員のIさんは、このスイングができなくて悩まれています。
素振りでは美しいスイングをされますが、実際にボールを打つ時は全く違う動きになってしまいます。
トップの位置は良いのですが、フィニッシュではヘッドが上がらず、膝よりも下がってしまいます。
右袈裟懸けに刀を振り下ろした時のような形です。
ウィットに富んだ表現のうまかったFさんは、柄杓で水を打ったようなIさんのショットを「水撒きショット」と名付けられました。
先日、Iさんにこの練習方法をご紹介したところ返信のメールが届きました。
「水道ホースで、水撒き打法を完成させよ」とは、また、ご丁寧なご教示、まことに有難く存じます。
しかし、現在、スクールに通って、新たなる「肥撒き打法」に挑戦中ゆえに、暫くの間その成果のほどを、静かに見守ってやってください。
「水撒き」から「肥撒き」に変わり、どんな花が咲くのか見守りたいと思います。
引き出しの傷(平成26年9月18日)
木製のワゴンと既に家を出た2人の子供たちの勉強机を直角に並べ、その上に大きな本棚を置き、書斎の机として使っています。
幅2m、奥行き1mの大きさでPC、プリンターを置いても十分なスペースがあります。
机には小さな引き出しがついていますが、先日その引き出しのカギのところに小さな傷があるのに気付きました。
家人のつけたものではないその傷を最初に見つけたのは、13年前の4月1日です。
家族旅行から帰ってきて家に着くと車庫の戸が不自然に開いています。居間に入ると引き出しの中のものが床の上に散乱しています。
皆が呆然としている時、いち早く動いたのが女房です。
2階に駆け上がると、思いもよらない場所からバッグを取り出し中身の無事を確認していました。女房のヘソクリの存在を初めて知った瞬間でした。
被害を調べたところ、居間に置いておいた預金通帳と印鑑は無事でしたが、
重いガロン瓶に入っていた硬貨と子供が机の引き出しに入れておいたお年玉がなくなっていました。
二人の息子はそれぞれもらったお年玉を机の引き出しに入れておいたのですが、几帳面な長男はカギをかけ、
おっとりした次男はカギをかけずにおいていました。被害にあったのは長男の方で、次男のお年玉は無事でした。
引き出しの傷はこの時犯人がドライバーを突っ込んで付けたものです。
家の前がすぐ公園で、地区の集会所への人の出入りも多いため、ドロボーは入らないだろうと油断していたため、防犯対策はほとんど取っていませんでした。
最初ドロボー氏は、勝手口の扉にドライバーを突っ込み開けようとしましたが、開きませんでした。
そこで、外に置いてあった脚立を持って反対側に回り、トイレの柵を外し、窓を破って入ったようで、壁に足跡がついていました。
侵入した彼が最初に取った行動は逃げ道の確保です。庭に通じる窓を開け、それから仕事に掛かったようです。
警察が来て状況を調べて帰りましたが、その後は何の連絡もありませんでした。
見舞金が被害額以上に集まり、最初しょげていた長男もいつもの明るさに戻りました。
その長男は、食品会社に勤めて福岡にいますが、以前ブログで書いたように、今年結婚が決まりました。
次男は東京で空調機の会社に勤めていますが、長男に続いて来年結婚することになりました。
先日、家族に紹介するため、彼女を連れて帰ってきました。
偶然、長男の嫁と同じように3文字の彼女の名前の真ん中にも「佑」の字が付きます。
「佑」には人をよく褒め称え、助成するものという意味があります。
お年玉をもらっていた頃の「几帳面」と「おっとり」の二人の性格はその後も変わってないように思いますが、
二人の人生に寄り添って褒め称え、助けて行ってもらいたいと願っています。
テラス屋根(平成26年7月31日)
イーストヒルズ勢野は、信貴山のふもとに開かれた豊かな自然に恵まれたニュータウンで、様々なデザインの戸建ての家が軒を並べています。
山歩きの帰り、それらの家を玄関とカーポートの位置に注目して見ると、雨に濡れずに車の所まで行ける家はほとんどありません。
我が家では、傘をささずに駐車場まで行けるように玄関に屋根がかかっています。
数年前に片流れのカーポートを取り寄せ、格子状のサイドパネルを目隠しとして取り付けました。
通路の幅に合わせるためアルミの柱を切り欠いて補強し、ブロック塀にアンカーボルトで固定するのに苦労したことを覚えています。
この屋根を見て女房の妹から自分の家にも同じような屋根をつけてほしいとの依頼がありました。
玄関のブロック塀から壁までの距離が1.8m、玄関から駐車場までの距離が4.0m。
カーポートにはあてはまるサイズがありませんので、テラス屋根からトステムのライザーテラスII R型屋根タイプ
(柱2本タイプ 屋根幅3,660mm 出幅1,785mm)を選びネットで発注しました。
受注生産のためか一月程の納期がかかって配送されてきました。
最初の作業は、2本の柱の固定です。
固定金具をブロック塀の内側に取り付けるためコンクリートドリルで穴をあけ、細い針金を噛ませてボルトで固定します。
次に2本の柱の上に前枠を載せます。その前枠と家の壁をつなぐR型の垂木を垂木掛けに5本架け渡します。
説明書には全てのタイプのテラスの組立説明が書かれているため、当該のテラスにあった説明を探していかなければなりません。
R型の中間垂木が2種類ある意味が分からなかったのですが、2階のベランダなどに設置する場合、
屋根パネルを上から貼って行くと最後に足場がとれないため、下からはめ込むようにするためのようです。
最後にホースでテラス屋根に水をまき、水が流れ落ちる前枠の低い方に竪樋を取り付けました。
テラス屋根の設置は、直射日光の当たる午後からの作業を避け、3日がかりでようやく完成しました。
次は、テラス屋根の下の花壇を自転車置き場に変える工事です。
花壇のアブチロンを引き抜き、砂を敷き詰めます。苦労したのは平板ブロックを寸法に合うように加工することです。
1cm程カットしなければなりませんがダイヤモンドカッターがないため、
玄翁と鏨を使って埃まみれになりながら半日がかりで7つのブロックをカットしました。
今回の作業の手間賃は「八海山 純米吟醸酒」の約束でしたが、それに加えて少なからぬ現金も頂きました。
自分の好きな大工仕事をして喜んで頂き、小遣いを頂ける。リタイアー後の生活のヒントも頂いたような気がしました。
鍋の取っ手(平成26年6月5日)
ある日の朝、一階のリビングで新聞を読んでいると階段から「ドドドー」と大きな音が聞こえてきました。
幸い大事には至りませんでしたが、女房が階段を踏み外した音でした。
家庭内での事故は階段で起きることが多いため、我が家の階段は三角の踏み板をなくし、矩形の踊り場を設けてゆったりとした勾配にしてあります。
しかし、手摺をつけていないため、踏み外して滑り落ちたようです。
早速、寸法を測ってホームセンターへ手摺の材料を買いに出かけました。
直径が32mmと35mmの材料がありますが、握り勝手の良い35mmの木製材料と取り付け金具を買い求めました。
階段が反転する箇所の寸法取りや、間柱上に取り付ける金具の位置取りに苦労しましたが、説明書に従い階段面から75cm位の高さに取り付け、
階段の安全対策が完了しました。
手摺は硬くて丈夫な木ですので、余った材料はハンガー掛やストレッチの握り棒に加工しました。
また、握るのにちょうどよい太さですので、他の使い道として、鍋の取っ手を作ることにしました。
我が家はガス調理器を使っているため、長年使っている鍋のプラスティック製の取っ手が熱で劣化していましたが、
金属部分は何ともないので、取っ手部分を手摺の棒で作り換えました。工夫したのは鍋との接続です。
写真左の鍋は、ステンレスパイプの端部金具と鍋をネジ止めし、手摺の棒を差し込んで固定しました。
右の両手鍋は凹型の金具を添接板で鍋とつなぎ合わせ、その上に手摺の棒を固定しました。
真ん中の小さな鍋には、手摺の棒は太すぎるため、イレクターパイプのアジャスター部品と鍋をネジ止めし、パイプを差し込んで固定してあります。
階段の手摺が、我が家の料理人の安全を守り、食を支える道具のリハビリにも貢献し、これからも豊かな食生活を保証してくれるものと期待しています。
昇降機(平成26年5月27日)
我が家の2階の南側は吹き抜けになっており、北側に物置用のロフトがあります。
梯子を使って上り下りしますが、重い荷物の揚げ降ろしには、梁に取り付けたフックに引掛けたロープを使います。
ここには我が家の歴史を語る様々なものがあります。
女房や私の写真、子供たちが学校に通っていた時の思い出の品やアルバムなどは、キッチンをリフォームした時に要らなくなった戸棚に整理してあります。
また使う時があるかもしれないと捨てずにおいたものの中に、ベビーベッドとゆりかごがあります。それらの出番が二十数年ぶりにやってきました。
姪が出産で家の近くの実家に帰って来て、産後しばらくそこで生活するため、ベビーベッドが必要になってきました。
ロフトから降ろさなければならないのですが、分解しても重い部品が多いため、電動の昇降機を梯子に沿ってつけることにしました。
イメージしたのは、屋根の工事に使われる瓦を運ぶための昇降機のようなものです。
ネットで自動車用のウィンチとコンバーターを買い、古い椅子に取り付け、ロフトの床と梯子の先端に滑車を取り付けたアングルを固定して、
椅子が昇降するように考えました。交流100vの電圧をコンバーターで直流12vに変換してモーターを動かそうとしたのですが動きません。
どうやら電流が弱すぎるようです。
試しに車のバッテリーにつなぐとうまく動いたので、コンバーターをあきらめ、ホームセンターでバッテリーを買ってきました。
すべての準備が終わり、いよいよ昇降機に乗って巻き上げのスイッチを押します。
椅子は徐々に上がっていきますが、重いウィンチの取り付け位置が偏芯しているため、傾いたまま上がります。
設計に根本的なミスがあるようで、人が乗っての昇降はあきらめました。
仕方がないので、椅子をロフトの床に固定して荷物だけの昇降機として使うことにしました。
詩人の谷川俊太郎さんは、「僕は詩を書くことで、自分の中の子供を抑制せずにすんでいる。」とおっしゃっています。
リタイアーしてからは外にあってはゴルフ、内にあってはDIYで自分の中の子供を出しています。
好きなことに熱中して我が心のままに従う。失敗しても別の方法を考える、とらわれない精神が創作の源です。
物干し(平成26年4月24日)
このブログの「杉酒」に書いたように、スギ花粉はある程度克服できたようですが、ヒノキの花粉には全く免疫がないようです。
先日、熊野古道小辺路ルートを歩くため高野山へ花粉メガネ、鼻マスクをせずに無防備で出かけましたが、その日からひどい花粉症の症状が続いています。
来シーズンの花粉対策にはヒノキ酒も必要なようです。
洗濯物に対する花粉対策としては、窓枠にフックを取り付けてハンガーを吊るしたり、室内用の洗濯物かけを使って室内で干すようにしていますが、
場所をとり見栄えもよくありません。ホームセンターへ室内用の物干しを探しに行きましたが、適当なものが見つかりません。
そこで、ハンガーを一杯吊るせる室内用の物干しを造りました。
物干し竿になるパイプを両側の腕になるパイプで支え、腕のパイプは窓枠の上で回転できるようにし、先端は鎖で天井近くに固定します。
折り畳み式で使わない時は壁に立てかけ、カーテンで目隠しできます。
女房にも好評で、サンデー毎日の亭主の株も少し上がったようです。
断食(平成26年4月8日)
女房が2泊3日の旅行に出かけたのを機に、一度やってみたいと思っていた断食に挑戦してみました。
昼食はいつも軽めなので抜いてもそれほど苦にはなりませんが、じっとしていると食事のことを考えてしまいますので、映画を見に行くことにしました。
映画「LIFE」の主人公は、ウォルター・ミティという冴えない中年男性です。
彼は、雑誌"LIFE"の写真管理部で働き、歴史に名を残す人物の写真ばかり眺めて暮していますが、本人の生活は単調で地味で平凡。
おかげで現実逃避のための空想ばかりしています。
しかし、彼はある日、雑誌の最終号の表紙を飾る写真がないことに気づき、カメラマンを探す旅に出ます。
ストーリーは奇想天外で波乱万丈ですが、主人公の心境に共感できる作品になっています。
夕方近くなるとさすがにお腹がすいてきます。映画の他に何か集中できるものはないかと考え、調子が悪い雨戸の戸車を取り換えることにしました。
以前、ネットで調べたところ専用の部品一つで千円以上もしていましたので、壊れたプラスティックのタイヤのみ交換しようと探したのですが、
タイヤ単独では売られていません。
100円程の戸車を買ってきて、タイヤだけを外して使おうとしましたが、軸がかしめられていてペンチでひねってもとれそうもありません。
そこで、ドリルを軸の端部にあて、かしめられた部分を削って外すことにしました。
幅の違うタイヤの隙間にはワッシャーを入れて戸車を組み立て、スムーズに動く雨戸がよみがえりました。
お腹がすいているといいアイデアが浮かぶようです。
結局、昼食、夕食、翌日の朝食の3食を抜きました。
「LIFE」の主人公のようにドラマティックな旅ではありませんが、断食という非日常を経験する一日になりました。
暑さ対策(平成25年7月10日)
屋根に遮熱塗料を塗りましたが、2階の部屋ではあまり効果が感じられません。
追加の対策としてスプリンクラーをつけました。
エアコンを使わずにどうしたら暑さをしのげるか、色々と工夫して楽しんでいます。
脱水して湿っているシャツを着て、扇風機にあたりながら過ごすのも効果的です。
しかし、午後からはサウナ状態になりますので避難するしかありません。
先日は女房を誘って涼みがてら「アフター・アース」を見に行ってきました。
「幸せのちから」で見たウィル・スミスの幼かった息子は、7年たって立派な青年に育っていました。
偉大な男を父に持つ息子の葛藤や、それを見守る父親の心情などが描かれており、一服の清涼剤になりました。
映画館へ毎日行くのは無理ですので、次からは図書館通いを始めようと思っています。
屋根の塗装(平成25年6月30日)
「晴工雨読」。晴れれば農作業ではなく大工仕事に励んでいます。
2階の子供部屋を書斎として使い始めましたが、夏暑いのが難点です。そこで屋根に遮熱塗料を塗ることにしました。
切妻の屋根に梯子を「へ」の字形に架けて足場を確保します。ワイヤーブラシでスレート瓦をケレンして水洗いし、
タスペーサーを瓦の隙間に差し込みます。塗装はシーラーを下塗りした後、遮熱塗料を中塗、上塗りと2回に分けて塗ります。
この夏、快適に過ごせることを期待しています。
シジュウカラ(平成25年6月11日)
野鳥を捕まえるには囮を使いますが、別の方法を考え出した中学の同級生がいました。 教室の傍にピラカンサの茂みがあり、メジロの群れがこの実を食べにきます。 彼はこの茂みに鳥もちのついた棒を仕掛けて、授業中に鳥がかかったのを確認すると手を上げます。 先生にトイレに行く許しを請い、しばらくするとバタバタ動く袋を持って教室に戻ってきます。 今は庭に来る野鳥を見て楽しんでいますが、中学生時代に触れた鳥の感触を思い出しながら バードカービングで作ったのがこのシジュウカラです。
女房の机(平成25年6月7日)
女房の仕事机は、譲り受けた4人掛けのテーブルを改造したものです。業務にタブレットを使い始めたのを機に、
Windows8搭載のパソコンを購入し、回線速度も1ギガにしました。
棚のケースやファイルボックスも新調し、パソコンは机の袖に取り付けたマガジンラックの中に収めました。
環境を整え、気持ちよく仕事をしてもらえれば作業効率も上がります。セミリタイアーの生活を支える援軍として大いに期待しているところです。
破風板の塗装(平成25年6月5日)
鴨長明さんが泡沫に例えた人と棲み家ですが、築25年の我が家も人と共に消えるまで、後25年程は住み続ける必要があります。
そのため外壁の水性フッ素塗料による塗り替え、水回りのリフォームなど必要に応じて手を入れてきました。
今、DIYで行っているメンテナンスはスレート屋根の塗り替えです。遮熱塗料を塗る前に破風板の塗装を行いましたが、
下端の木材がかなり傷んでいたためCDのプラスチックケースを半分に切って化粧板にしました。
木工教室
椅子
木箱
大阪市立クラフトパークの木工教室では、のこぎり・鉋・ノミなどの手道具を主に使い、ほぞ組みや組継ぎなどの伝統的な木工技法が学べます。 ここに1年ほど通い、木工を基礎から習いました。これは作品展に展示された卒業作品です。釘は使わず、四隅はあり継ぎで加工しています。
廻りにくくなった首を牽引する器具を入れるための木箱です。現役リタイアーで役目を終えた通勤鞄の取っ手を再利用しました。
ウッドデッキ(平成25年7月6日)
王寺の花火大会は自宅近くの大和川河川敷で打ち上げられるため迫力満点ですが、2階のベランダからではその一部しか見ることができませんでした。
そこで、ジョッキを傾けながらゆっくり見物しようと思って作ったのが屋根の上のウッドデッキです。
ベランダの柱を継ぎ足し、床材を梁と屋根に渡していきます。波板に開口部を設けて梯子を通し、高欄は斜張橋風にデザインしました。
南に二上山から葛城山、西に信貴山、北に生駒山を望め、伊丹空港へ着陸するため高度を下げる飛行機が上空を通過する眺めは申し分ありません。
残念ながらその年から花火大会は開催されなくなってしまい、使われることなく朽ちかけています。
同じ頃、雨の日でも傘をささずに駐車場まで行けるようにと玄関に屋根を懸けました。
片流れのカーポートを取り寄せ、格子状のサイドパネルを目隠しとして取り付けました。
通路の幅に合わせてアルミの柱を切り欠いて補強し、ブロック塀にアンカーボルトで固定するのに苦労しました。
当時は1年間ほど失業中で「日曜大工」ならぬ「毎日大工」に励んでいました。今の「晴工雨読」に繋がる素質はこの頃からあったようです。
チューリップ
昼咲月見草(平成25年5月27日)
裏庭に花壇を作ってから毎年500球程のチューリップを植えていました。 花見のバーベキューが我が家の恒例行事でしたが、秋の植え付けと春の球根の掘り起こしが大変なため、 花壇の主役も手のかからない花に代わってきました。 今ピンクの花を一杯つけているのが昼咲月見草です。 近くの空き地に咲いていたのを採ってきて植えたところ2~3年で花壇の半分にまで広がりました。 北米からの帰化植物で、ほとんど手入れしなくても丈夫に育ち、長いこと目を楽しませてくれます。