ゴルフのトラブル(令和5年8月8日)
翌日、ソーメンとセットになった菓子折りを買ってコンペを主催したゴルフ練習場に行き、
当日対応してくれた方に託して来ました。
次のコンペの時、トイレの洗面を使っていると声をかけて来た人がおられました。
「先日は気をつかわせてしまったようですね。」ボールを当てた男性でした。
再び不始末を詫びましたが、大した怪我でもなかったので気にされてない様子で、こちらの心遣いに気をつかっておられました。
40年以上ゴルフをしていますが、ボールを当てられたことも当てたこともありませんでした。
あれからは慎重なプレーに徹するようになり、前の組との安全な距離を保つようにしています。
あと何年プレーできるか分かりませんが、人に迷惑を掛けないゴルフを心がけるようにします。
ナニワイバラ(令和5年2月9日)
Aさんが主催するゴルフ同好会の一つは、毎月第2火曜日に開催されますので、梶賀から奈良へ帰る日に合わせるようにしています。
伊勢道の一志嬉野インター近くのゴルフ場で開催されることが多いのですが、一志ゴルフ倶楽部、一志温泉コース、三重白山ゴルフクラブ、白山ビレッジゴルフクラブ等
よく似た名前のゴルフ場があり、これまでに2度間違えたことがあります。
プライベートな会にしては大きな集まりで、毎回8組程度の参加者があります。
ルールは厳しくノータッチでOKパットなしです。
昨年の12月、風の強い寒い日に三重フェニックスでご一緒したのは男性二人と女性一人。
女性の方は飛距離こそ伸びませんが、真っ直ぐ確実に飛ばされます。
時々大たたきをしてスコアーが分からなくなることがあるようで、一つ少ないと思われるスコアーを申告されますが、こちらも正確に数えたわけでもないので申告通りにカートのナビに入力していました。
二人の男性は釣仲間らしく、その内の一人60歳代の方は、ドライバーの飛距離が240ヤードを越えるロングヒッターで、私のナイスショットを軽々とオーバーしていきます。
一緒にラウンドしているとグリーン周りまでは大体同じ打数で来ますので、スコアーの差は寄せとパットで決まります。
相手のスコアーは正確にはチェックしてはいませんが、自分のスコアーと比べて感覚で分かります。
午前中のプレーでボギーと言われたとき「ダボじゃなかった?」と思ったホールがありましたが、「まあいいか」と申告通りに入力しました。
午後の1番目のパー4のホールでは、同じように2打でグリーン周りまで来て私は3オン2パットの5、その方はグリーン周りでザックリして4オン2パットの6。
ホールアウト直後に「ボギー」と申告されました。
勘違いしているのかも知れませんが、私には確信犯のように思えてきました。
正そうかと思いましたが、その時も「まあいいか」とそのままにしました。
その後は自分のゴルフに集中できなくなり、散々な成績で終わりました。
プレー後の成績発表ではその方が優勝、2位は同じく一緒にラウンドした女性の方でした。
春日台カントリークラブのメンバーだったころ、Aクラス月例のコンペでスコアーをごまかすので有名な方がおられました。
その人の手口は大胆です。
アテストが終わり席を離れた後、一人残り自分のスコアーを書き直します。
皆からは「消しゴムさん」と綽名されていました。
このブログで何回か取り上げたことがありますが、「18年付き合うよりも18ホールプレーする方がその人のことがよく分かる」というイギリスのことわざがあります。
これまで初対面の方とラウンドする機会は何度もありましたが、ほとんどの方は人生経験も豊富で次もご一緒したいと思う方ばかりでした。
今回は残念な方と出会ってしまったようです。
ゴルフ(令和4年10月7日)
このゴルフの会に加わったのは先月からです。
操船の練習のため船を借りた時にオーナーのEさんと知り合いになり、誘われてEさんが主催するゴルフコンペに参加するようになりました。
Eさんの高校の同級生や尾鷲シーサイドビューホテルを経営している奥さんの友達がメンバーで、毎回8組ほどが参加します。
月一回のコンペは三重県のゴルフ場で開催されるため、梶賀から奈良の自宅へ向かう途中でプレーして帰ります。
「18年付き合うよりも18ホールプレーする方がその人のことがよく分かる」というイギリスのことわざがありますが、
初回のラウンドでは飾らないEさんの人柄がよく分かりました。
もう一人ご一緒した方は、釣り船を経営されている方で飛ばし屋です。
ドライバーの飛距離は300ヤード近くあり、常に80ヤード置いて行かれます。
甲子園にも出場したことのある三重県代表の元高校野球のピッチャーです。
プライベートゴルフの割にルールは厳格で、ノータッチでパットのOKもなしです。
その日は非常に暑い日でしかも伸び放題のラフに悩まされ、2つほどラフに入ったボールが見つからず、90は切れませんでした。
他にも大学の同級生とのプレーが月に3回、高校の同級生とのプレーが月に1回、それにゴルフ練習場が主催するコンペが月に1回あります。
奇水会と称する毎週第1と第3水曜日にプレーする大学の同級生連中とのゴルフは、F君が段取りしてくれます。
常に安いゴルフ場と安いプランのセットをエントリーしてくれ、京都と奈良の県境にあるレークフォレストがホームコースのようになっています。
ルールはいたってルーズで最初のホールのOBは無かったことにして、もう一度打ち直しができます。
また他のホールでもぎりぎりアウトになったボールはセーフにして罰なしで打っても良いことになっています。
高校の同級生とのゴルフはほとんどが地元の滋賀県での開催ですが、名阪国道を利用するとそれほど時間はかかりません。
私は途中からの参加ですが、もう10年近く続いているようで、開催は50回を超えています。
50回を記念にホームページの作成を提案して、2週間ほどかけて作りました。
最初にこのホームページを作った時は、まだスマホはそんなに普及していませんでしたが、
今はホームページが作成できる無料のツールは、種類も豊富で簡単にスマホにも対応できる仕組みになっています。
(上の写真をクリックするとホームページが開きます。)
日傘(令和3年11月18日)
家の近くに借りている畑は50坪ほどの広さですが、夏には畝から通路まで背の高い雑草がはびこります。
畑仕事で一番労力を要するのはこの草引きで、毎年同じ作業を繰り返すのが大変なので通路には防草シート張る予定です。
また、畝を全部耕すのも非効率なので、苗を植えるスポットだけをスコップ耕すようにしています。
その穴の中に畑仲間のおばちゃんがスーパーでもらってきた山芋を輸送するためのおがくずを入れ、糠と水を入れて醗酵させます。
次のシーズンにはその横に穴を掘り同じようにスポット的に耕し、連作障害を避けようと思っています。
畑は長年無計画に管理されてきたためか、通路や階段などが整備されていません。
おのおの勝手に畝を作るため、路幅も狭く夏には雑草が伸びて歩きづらくなります。
そこで自分の畑の整備が一段落したこの夏から、共通インフラのメンテにとり掛かかっています。
鉄パイプを2本打ち込んだ間に土留めの蹴上板を通して緩やかな階段を作り、踏面には古い絨毯を敷いて雑草を押さえました。
雨の度にぬかるんでいた通路には防草シートを敷いて歩きやすくしました。
溜まった雨水の蒸発を防ぐため、波板や伐採した竹で覆われていた小さな池がありますが、周りにはもう使われていない水おけが散乱しています。
その池の底を掘って深くし、周りの壁に鉄パイプを打ち込んで波板を挟み込んで土留めにしました。
池の周りに防草のために敷かれたマルチの黒いビニールは、もはや防草の役割を果たしていません。
それらのガラクタを全部取り除いて雑草を刈り払い、すっきりとした水場が出来上がりました。
あと一つ残っている作業は、2mほどの高さの擁壁の上を通るルートの変更です。
幅が狭くて危険なため新たに通路を作りたいのですが、隣の畑を借りているおじさんがガラクタを放置したままになっています。
他の畑仲間の方とも度々トラブルのあった方なので、交渉は話上手なおばさんにお任せしています。
ここでは農夫、尾鷲では漁師、ボランティアーで建築士、仕事では技術士、週に一回はゴルフプレーヤー。
元気で動けるあと10年ほどこのスタイルを続けたいと思っています。
PING(令和2年11月20日)
Tさんは春日台C.C時代からのゴルフ仲間で、今でも練習場のコンペで月に一度一緒にラウンドしています。
クラブをゆっくり上げてトップの位置で止める独特のスタイルをされていて、オフィシャルハンデは12でほぼ私と同じくらいの腕前でした。
そのTさんが新しいドライバーとフェアーウェイウッドを使われだしてから安定して85前後のスコアーで回られ、時には70台を出されるようになりました。
そのクラブがPINGのクラブで、曲がりが少なく明らかに飛距離も伸びています。
何度かドライバーをお借りして打たせてもらいましたが、安定した方向性と距離が出ます。
今使っているヤマハのクラブも悪くはないのですが、6年ほど経ちそろそろ買い替え時だと思っていました。
外国製品は好きではないので、次も日本のメーカーのクラブを考えていましたが、PINGもいいように思えてきました。
そんな話をしている時に大学の同級生でライバルのF君が、Tさんと全く同じクラブを手に入れやはり安定したゴルフをするようになってきました。
ライバルに負けるわけにはいきませんので、私もPINGのクラブを購入することにしました。
ゴルフファイブで試打して買うつもりでいましたが、新しいモデルが10月に発売になることを知り少し待つことにしました。
ウッドとアイアンの発売時期が違うため、まずはパターとゴルフバッグを購入し、それからウッドを発注しました。
G425のモデルは一つ前の型より少しヘッドが大きく、金属音ではない低い打音がします。
以前購入したヤマハのクラブは慣れるまでにずいぶん時間がかかりましたが、このクラブはすぐに振れるようになり、飛距離も20ヤード近く伸びて220ヤードほど出るようになりました。
左に引掛けたような軌道のボールもほとんど出なくなりました。
1月後れの発売になったアイアンは、今までのものより少し重く感じられ、なかなか芯に当たったような感触がつかめませんが、慣れるより仕方がありません。
腕前の上達はもう限界にきているので、それをカバーするのは道具だと思っています。
まだ直接スコアーアップにはつながってはいませんが、ドライバーの飛距離が伸びると攻め方も変わってきます。
先日、木津川C.Cのドッグレッグしたロングホールでは、ドライバーで振り切った打球は林を越え、2オンを狙えるところまで飛びました。
ちょっとした投資で毎回どんぐりの背比べで競い合っている大学の同級生達に対し、有利な戦いを進められそうです。
ルール違反(令和2年7月4日)
クラブだけではなく彼の使うボールも変わっています。
黒いボールや花柄にデザインされたボールなどカラフルなボールや高反発ボールです。
さらに自分で作ったティーは背もたれの付いた椅子の様な形です。
ボールとクラブヘッドの間に板のようなものを置いてボールにスピンがかからないようにした不適合ティーです。
丁度ラフから打ったボールとヘッドの間に草などが入ってフライアーになるように、スピンがかからずよく飛びます。
「スコアーをアップしたい」、「真っ直ぐに飛ばしたい」、「飛距離を伸ばしたい」などの理由でルール違反のボールやクラブが使われ、
S君にもそのような思いはありますが、本当に彼が楽しんでいるのは、ルールには違反しても自分で工夫して改造することにあるようです。
こちらはルールがないのでどのようにしてもかまわないのですが、ゴルフ以外にもS君のあくなき探求心が現れるのがシャボン玉です。
彼はシャボン玉液を調合して大きなシャボン玉ができるようにしました。
また、大きなシャボン玉を作るため、虫取り網を買ってきて網を外し、針金でできた網の周りの輪に太い紐を通した道具を作りました。
柄の部分は伸び縮みできるので、小さな子供でも扱いやすくなっていて、それを液に浸けると巨大なシャボン玉が飛び出します。
お孫さんや近状の子供たちと家の近くの河原で飛ばして遊んでいるそうです。
我家に遊びに来る孫たちにとっても、畑のじゃがいも掘りや庭のブルーベリー狩りなどの季節の行事と共に必ず遊びのメニューに入っているのがシャボン玉飛ばしです。
5リットルほどの容器に入ったシャボン玉液はS君が用意してくれ、家の前の公園に水の入ったバケツとタオル、大量のシャボン玉液を入れる洗面器、それにシャボン玉を作る大小の道具を持って行きます。
孫娘は手をベタベタにしながらいろいろな道具を使い、たくさんのシャボン玉が高く飛んでいくのが楽しい様子です。
近所の子供たちも寄ってきて一緒になって遊んでいます。
シャボン玉を含む一連のイベントが終わって孫たちが帰る時、車の後部座席に乗せ互いの手をタッチして人差し指をくっつけるバイバイタッチをしますが、まだ帰りたくない時はぐずって何とか残る口実を見つけようとします。
そんな時孫娘が鳴きながら訴えかけてくのが「おじいちゃん。シャボン玉しよう」です。
こんなことを言ってくれるのは今だけでしょうが、少し切ない思いで車を見送ります。
KDGレディース&シニアゴルフ同好会(平成31年3月5日)
先日、香芝ダイナミックゴルフの月例コンペが、この「秋津原ゴルフクラブ」で開催されました。
打ちっ放しの練習場には行かなかったのでその後の様子は解りませんが、コース内には古墳と思われる小山が数多く見られます。
ゴルフ場は良く手入れされていて、グリーンの速さも10フィート以上の高速グリーンです。
フェアーウェイもこの時期他のゴルフ場ならば緑色に着色しますが、ここは茶色く芝が枯れた自然の姿のままで整備してあります。
冬場の平日に100人以上が参加する大きなコンペですので、プレーヤーに対するサービスも充実しています。
昼食時はワンドリンクのサービスが一般的ですが、ここではインとアウトの茶店でもドリンクサービスがありました。
しかもソフトドリンク限定ではなくアルコールもOKとのことです。
一緒にラウンドしたTさんとはいつも「村長選挙」と称して、茶店の前のホールで最後にパッティングした人がビールをおごるゲームをしていますが、
その選挙は必要ありませんでした。
ラウンド中に3合もの日本酒を飲んでの酔っぱらってのプレーになり、100を切るのがやっとの成績でした。
スコアーカードを提出してからアルコールを抜くために少し永めに風呂に入り、支払いを済ませてゴルフバッグを玄関に出して駐車場に車を取りに行きました。
運転席に座って携帯を確認すると、登録していない番号から2度の着信履歴があります。
間違い電話ではなさそうなのでこちらから電話すると、「まゆみです」と若い女性の声が返ってきました。
その名前に心当たりがないか思い出そうとしますが、思い浮かびません。
「今月の残業はありませんか?」と聞かれて初めて、ファーストネームではなくそれが苗字の会社の女性だと分かりました。
車に乗りゴルフ場を後にして家の近くまで来た時、またも登録していない番号からの着信です。
携帯を取ると、今日のコンペを主催した香芝ダイナミックの方からです。
「ゴルフ場の玄関にゴルフバッグをお忘れですよ」。そう云えばゴルフバッグをトランクに積んだ覚えがありません。
いつもより多かったアルコールと女性からの電話で、ルーティーンの一つが抜け落ちてしまったようです。
取りに戻るには時間がかかり過ぎますので、ゴルフ練習場へ持って帰ってもらうようお願いして、いったん家へ戻ってから取りに行きました。
週1回の大学の同級生たちとのラウンドでは、グリーン周りでよくクラブを忘れる友人がいます。
先日も2ホール目でサンドウェッジがないと騒ぎだしました。
しばらくしてゴルフバッグのカバーに隠れていたクラブが見つかりましたが、世話の焼けるやつだと思っていました。
まさか私がその世話の焼ける奴になるとは思ってもいませんでしたが、ゴルフバッグを玄関に忘れるようでは、人の物忘れをとやかく言える立場にはないようです。
シャンク(平成30年12月20日)
ゴルフを始めて35年以上になりますが、今年ほどこのシャンクに悩まされたシーズンはありません。
最初にシャンクが出だしたのは、昨年末に患った坐骨神経痛でアドレスの時にお尻に激痛が走るようになったころです。
痛みを避けるようなフォームでボールを打っているうちに、頻繁に出るようになりました。
ラウンド中のひどい時には、コースの右側にある池に連続して3発も球を放り込んだことがあります。
スコアーもまとまらず、100を超えてしまうことも度々です。何よりも精神的に良くありません。
シャンクが出るのではないかと思い切ってクラブを振れなくなり、それが体の動きをぎこちない物にして余計に出やすくなります。
ネットで原因と対策を調べ、アドレスではボールに近づかないようにボールがクラブヘッドのトウ側に位置するように構え、
フィニッシュの時に体重が右足に残るスイングを改め、ようやく長いトンネルを抜けることができました。
週一回のペースで重ねてきた今年のラウンドも、年末に帰省する2人の息子とのプレーで最後になります。
予定が決まっている定例のラウンドは月に幾つもあり、どれも気の置けない仲間たちと一緒の楽しいゴルフです。
第1、3水曜日は大学の同級生たちと行くゴルフです。
幹事役で面倒見の良いF君が、京都府の南部にあるレークフォレスト・バードスプリングコースを数か月先まで予約してくれます。
このコースは27ホールあり、グリーンは速くはありませんが、整備は行き届いています。
昼食のバイキングが魅力的で、料理のメニューが豊富でどれも美味しく、いつも食べ過ぎてしまいます。
6千円ほどの料金でゴルフができ、昼には水筒に入れて持ちこんだ焼酎でちょっとした宴会もでき、終わってからは温泉にも入れます。
奈良PGMクラブと称しているのは、奈良県内に住んでいて、PGMを経営する会社の株を持っている大学同級生4人の集まりです。
毎月の例会は主に木津川C.Cで行い、近所に住む同級生の家を回り、車一台でゴルフ場に向かいます。
株主優待券で3,500円の割り引があるのが魅力です。
その他、ゴルフ練習場が主催するキャディー付きのゴルフ、高校の同級生とプレーする滋賀県でのゴルフが月一回のペースであり、
平均すると週一回のペースになります。
ゴルフは4つの条件が揃わないとできないと言われています。
プレー費を出せる小遣いがあること、健康であること、仲間がいること、そして機嫌よく送り出してくれる女房の理解です。
幸運にもこの条件が揃っていたので、年間60回近くのゴルフを続けて来られました。
この状態を長く保てるよう、これからは特に女房のメンテナンスに心がけたいと思っています。
ゴルフのマナー(平成30年8月2日)
「18年付き合うよりも18ホールプレーした方がその人の性格が分かる」というイギリスのことわざがあります。
彼のわがままで自己中心的な性格がプレーに表れたのかも知れません。
私もこのゲストと同じように不愉快な思いをした方とプレーしたことがあります。
別に競い合うようなゴルフではなかったのですが、あるホールで私のティーショットは大きくコースから外れてOB。
「他人の不幸は蜜の味」、心の中で思うだけならいいのですが、彼はそれを口に出してしまいました。
「人のOBを見るのは愉快だ」。親しい間柄なら冗談と思いますが、これまでにも些細なことで嫌な言動があったので、そうは感じられませんでした。
その後その方とはだんだんと疎遠になって、ゴルフをご一緒することはなくなりました。
競技でスコアーをごまかす方にも出会いました。
時々自分のスコアーを間違えるのですが、不思議なことに必ず少なく申告します。
間違いを指摘すると納得して訂正されますが、問題はホールアウトした後です。
アテストした後、本人がサインしてスコアーカードを箱に投入するのですが、同じ組の3人がスコアーカードを提出した後、
振り向くと消しゴムで消してスコアーを書き換えていました。
目撃したのは私だけではないようで、何度も同じようなことをしているようです。その方は陰でイレイザーさんと綽名されていました。
別の組でプレーしていて変な行動をする人にも出会ったことがあります。
それは法隆寺C.C13番ホールの短いミドルコースでの出来事です。
オナーがティーショットを打ち終えて次の人がティーアップした時、前の組の1人がコースを引き返して来ました。
どうやらグリーン周りのバンカーショットをホームランし、自分の球を探して戻って来たようです。
彼が最初に見つけたのはオナーが今打った赤い球です。
彼はその球を拾い上げマークと番号を確認した後、ロストボールと思ったのか、なんとポケットに入れようとしました。
ティーグランドから大声で叫んだら気が付いたらしくその球を戻し、仲間が見つけてくれた自分の球の方へ向かって行きました。
なんとも不可解な人物を見た印象で、「あんな奴はおらんやろー」と話していましたが、後日別のゴルフ場で同じような輩に遭遇しました。
2人がティーショットを打ち終え、3人目がティーアップしたところで隣のホールから人が現れ、
我々がプレーしているホールで自分がOBした球を探し始めました。
そしてティーショットした球を拾い上げ、自分の球でないと確認すると隣のホールへ引き上げていきました。
堂々と我々のプレーを中断させて自分のボールを探しに来るとは信じられません。
日本人のモラルは劣化してきているのでしょうか、マナーをわきまえないゴルファーが増えてきているように感じます。
物忘れ(平成29年2月4日)
大学の同級生の中でこの普通の物忘れをよくするのがM君とN君です。
毎月一緒にプレーするゴルフでもクラブを忘れることがしょっちゅうあります。
グリーの横に置き忘れたり、クラブを人のバッグに入れて、自分のクラブが無いと騒いだりします。
M君の物忘れの一番のエピソードは、雪でクローズになったゴルフ場での出来事です。
いつもの様に受付を済ませ、貴重品をセーフティボックスに預けてロッカールームへ向かおうとしたのですが、その日は雪のためスタートが遅れていました。
しばらく待っていたのですが、雪は降り止まず、道路もうっすらと白くなってきたため、キャンセルして帰ることにしました。
その時M君は財布をセーフティボックスに残したまま帰ってしまったようです。
家に着いてから財布がないことに気付き、往復2時間をかけて取りに戻ったそうです。
N君の場合、忘れ物のエピソードはスコアーホルダーです。
最初のホールをプレーしてスコアーを付けようとした時、無くしたと気付いたことがこれまでに2度ありました。
最初の時はフェアーウェイに落とし、2度目の時はプレーする前に立ち寄った洗面所に置き忘れてありました。
ある時はゴルフ場からの帰りに車を運転していて、何かおしりに当たるものがあるといい出しました。
ポケットから取り出したのはスコアーホルダーでした。精算機で支払いをすませてから返すのですが、横のボックスに入れ忘れたようです。
よく持って帰る人がいるようで、スコアーホルダーの内側に3日以内に返却くださいとの注意書きがありました。
そのゴルフ場での次のプレー予定はだいぶ先のため、返しに行ったようです。
お二人と違って私が自慢できるのは、これまでクラブを置き忘れたことが無いことです。
忘れないようにある方法をとっているためです。それは使用したクラブを常に動線上に置くことです。
ホールアウトして次のホールに向かう方向や、次のショットのために歩く方向にクラブを置いておくため、忘れることはありません。
ただ、先日4番アイアンでセカンドショットを打ち、自分のバッグに戻そうとした時、そこに4番アイアンがあることに気が付きました。
今使った4番アイアンを見ると自分のものではありません。どうやら人のアイアンを使ってプレーしたようでうす。
日ごろ物忘れをしないことを自慢していただけにショックは隠せませんが、誰も気づいていなかったため黙って隣のバッグにしまいました。
どうやら物忘れグループの仲間入りをしたようです。
ホールインワン(平成28年7月3日)
その時のメンバーのHさんとUさんとは、春日台を退会してからも法隆寺C.Cをホームグラウンドとして、今もほぼ毎週ご一緒しています。
お二人とも亡くなった岳父の古いゴルフ友達で、80歳を超えておられますがお元気です。
今年、年男のUさんは、心臓に不安を抱えておられ、町の医者からはゴルフを止められているのですが、
別の循環器専門病院の診察ではゴルフ程度の運動は支障ないとのことです。
お酒はやめられてもゴルフはやめられない程のゴルフ好きで、安静にして長生きするよりも、
命を縮めるかもしれないが好きなゴルフをしていたいと付き合って下さいます。
若い頃は女性に車にと、かなりの道楽をされたそうですが、今はゴルフ道具だけの様です。
以前持っておられたのはフルセットが50万円程するマルマンのマジェスティーでしたが、先日つるやのクラブに買い替えられました。
「店に何回か行くと上得意の客と分かるらしく女性店員が離れないので、最高級品を買った。」とのことです。
法隆寺のアウト7番、距離165ヤードのショートホールはUさんの相性の良いホールで、
前回のラウンドではHさんとUさん揃ってバーディーを取っておられます。
先日、そのホールでUさんがフェアウェイウッドで打たれた球が直接カップインしました。
ご自身にとって2回目の出来事ですがもう保険は掛けておられず、また掛けていたとしてもセルフプレーですので保険金はおりません。
しかし、費用はUさん持ちで盛大なお祝いをすることになりました。
ホールインワンは素人ゴルファーにとって一生に一度あるかないかの出来事ですが、その時のゴルファーの反応は様々です。
「18年付き合うよりも18ホールプレーした方がその人の性格が分かる。」というイギリスのことわざがあります。
出費を恐れて、「なかったことにしてくれ」と逃げるようにして帰った人もあるようです。
他人のミスは喜ぶのに成功は喜べず、不機嫌になる人もいるようです。
18ホールを18年以上付き合ってきたUさんのサービス精神旺盛な性格はよく分かっています。
冬ならフグですが今の季節なら鱧シャブが最高だと皆で話し合っています。
どんなホールインワンのお祝いになるのか今から楽しみです。
春日台カントリークラブ(平成28年1月4日)
春日台では毎年50回ほどプレーしてきましたが、2年前にリタイアーしてから、大学時代の友達と安いゴルフ場で平日プレーすることが多くなり、
春日台のプレー費に負担を感じるようになってきていました。
また、経営者が代わってからコースの改造が行われ、写真にある東3番の歳を重ねた桜が伐採され、
他のコースと比べて異質に感じられる改造がなされたことにも違和感がありました。
18年間ご一緒にプレーしてきたHさん、Uさんのお二人が昨年退会されたこともあり、私も昨年末に春日台を退会しました。
全27ホールの内イーグルは、西8番のホールインワン、東8番の残り190ヤードをスプーンで入れたのを含めて3回、
その他のホール全てでバーディーを取りたかったのですが、唯一今は姿を変えてしまった東3番の1ホールを残したのが心残りです。
同窓会ゴルフ(平成27年4月10日)
F君のホームコース砂川国際でプレーして東急ハーベスト南紀田辺の温泉で汗を流した後にやってきたのは、
その名の通り道に埋められたネオンが光る『味光路』です。狭い通りに飲食店が並び、この規模の他の地方都市にはない賑やかさが感じられます。
この日案内してもらった店は、以前にも来たことのある割烹料理店「千成」です。
堀ごたつのある座敷で、カニみそ宝楽焼きなど、豊富な地元産魚介類を家庭的な雰囲気で楽しめます。
食事中挨拶に見えた店の主人は、よくしゃべるおいやん(おじさん)で、不漁のためこの時期が旬のカツオをお客さんに出せないことを残念がっていました。
串本や「けんけんカツオ漁」で有名な周参見町でも事情は同じらしく、モチの様な食感が名物のモチガツオを今年も食べることができませんでした。
宴会の後は年金暮らしのママさんが、一人で切り盛りしているF君行きつけのスナックです。毎年この時期に来ていますのでママさんとは皆顔なじみです。
下手な歌を歌ったり、下手な歌を聴いたりしている中でマイクがママさんに渡ると、坂本冬美の「また君に恋してる」を情緒たっぷりに聴かせてくれました。
代行運転で送ってもらってホテルに着いたのは12時を過ぎていました。
翌朝は近くのラビーム白浜で前日に続いてのゴルフです。
F君の先導でゴルフ場へ向かったのですが、かなりスピードを出すためついて行くのが大変です。
信号が代わる直前に曲がったため、次の青信号を待って右折するとF君の車の姿はもうありません。
一足早くゴルフ場に着いてレストランで朝ごはんを食べていました。レストランお薦め朝ごはんは生卵定食です。
すき焼きの時もそうですが、私の生卵の溶き方には特徴があります。生卵が一粒ずつのお米に絡んで美味しいので、泡立つくらいまで何回もかき混ぜます。
ソフィアローレン主演の「ひまわり」と言うイタリア映画がありましたが、
プレーンオムレツを作るのに卵が泡立つまでかき混ぜているのを見て以来同じようにしています。
しかし、この混ぜ方をすると周りから変な目で見られますので、今回もそれを説明しながらカシャカシャと卵を溶きました。
ラビーム白浜はフェアーウェイの広い、ゆったりとしたゴルフ場でこの時期はミモザの黄色の花につつまれます。
連日の暖かな晴天に恵まれ、2日目も楽しくラウンドできました。
ゴルフ場から田辺インターまでの道は、F君の先導で今度は離されないようについて行きました。
高速に入ると片側一車線の高速道路をF君は、前の車とほとんど車間を開けずに走り始めます。
F君はゴルフのパットを外した時、ボールが止まる前にパターで追いかけることがあります。
前の車にぴたりとついた運転は、パターでボールを追いかけている姿を連想させます。
道具は違いますが、ゴルフでも車の運転でも同じように性格が現れるようです。
ゴルフクラブ(平成26年12月11日)
先日もいつも通っている香芝ダイナミック練習場へ行き150球程打ちましたが、やはり前のクラブの様には飛びません。
ただアイアンの方向性はよく、ワンクラブ上げれば前のクラブと同じ距離を狙えます。何とか前向きに考えるきっかけをつかみ練習場を後にしました。
途中、ホームセンターで買い物をするため車を止め、商品を持ってレジに向かおうとしたところ左ポケットに入っているはずの財布がありません。
仕方なく品物を元に戻し、車に戻り財布を探しましたが見つかりません。
練習場で忘れたのかも知れないと思い練習場に戻り、受付の女性に尋ねると忘れ物は届いていないとのことです。
彼女にも来てもらって、私が使った打席の周りを探しましたが見つかりません。
いつも打席に着くと財布と車のキーとおしぼりをカウンターの上に置き、終わるとポケットに入れておしぼりをボックスに捨てて帰るのですが、
意識しての行動ではないため記憶がありません。使い終わったおしぼりを入れるボックスの中まで探してくれましたが見つかりません。
仕方なく車に戻り、もう一度車の中とトランクのゴルフバックの中を探しましたがやはり見つかりません。
免許書やカード類の再発行の手続きを考えると憂鬱な気分になります。
彼女にもし見つかれば連絡してもらえるように頼み、あきらめて自宅に戻ることにしました。
運転中も財布の事ばかり考えています。ふと何回も確認した左ポケット手をやり、その手を運転席の座席の隙間に突っ込むと指先に触れるものがあります。
「あったー」安堵の瞬間です。運転中にポケットから滑り落ちその隙間にはまり込んだようです。
車を自宅近くのケーキ屋さんに止め、少し高級なクッキーの詰め合わせを買って再び練習場に戻ります。
彼女を見つけ財布が見つかったことを告げると、まるで自分の財布が見つかったかのように喜んでくれました。
彼女の親切な心と温かい感情に感謝し、お礼のクッキーを渡して、財布紛失騒動は終わりました。
財布は無事戻りましたが、見失ったクラブとの相性も同じように戻ってくることを願っています。
昭和の日杯と憲法記念日杯(平成25年)
先日の昭和の日杯では最終組で回り、運よく3アンダーで優勝して胡蝶蘭を持ち帰りました。
4日後の憲法記念日杯では1オーバーでしたので、入賞はしても3位以内には入れないと思っていたところ
一回り大きな胡蝶蘭が届きました。
どうやら連続優勝したようです。ハンディーが1つ上がればサラリーマンゴルファーの憧れであるシングルの壁の前に立ちます。
春日台の花子(平成25年5月20日)
先日ご一緒にラウンドした一木会のメンバーの方が、ご自身のブログに春日台の花子の話しを掲載されています。 私の力量では及ばない表現力の文章をご紹介します。


特にこの写真を撮ってくれた方は、このコースのメンバーさんですが、何時も私のことを気にかけて下さり、週に一度お見えになる時は、 必ず私と幸太郎君のために、大好物の食パンをご持参して下さいます。 通常のプレーヤーさんというのは、プレーに夢中になっておられて、私共にそこまでお気使いしていただく方は、殆どいらっしゃいません。 その方は、ホールの移動中は周りの風景を楽しんだり、今の時期ですと、蕨などの山菜を摘んだりされています。 今回などは、コシアブラという樹木の新芽なども、採取されておられました。独特の香りを持っていて、 元のほうにあるハカマの部分を除いたものを天ぷらやおひたし、または和え物などに調理すると、その香りに少しの苦味があいまって、 最高の酒の肴になるそうです。お酒の大好きなこの方は、ゴルフや自然との触れ合い楽しむ一方で、 ちゃっかりとその夜の晩酌の肴まで準備されているのです。
しかし、なんですね。ゴルフと言うのはなかなか思うようにいかないスポーツのようですね。 このメンバーさんと一緒のパーティのお一方なんぞは、24歳の時から初めて、40年以上も経っているというのに、一向に旨くならないと嘆いておられました。 旨くならないならまだしも、現役を退いて、毎日のように練習場に通っておられるみたいですが、スコアーは今の株価のごとく上昇の一途のようです。 それなら、いっそのこと諦めて、他の趣味に切り替えたらと、申し上げたいのですが、周りがとやかく言うお話ではありませんので、 控えさせていただきました。ここまでやってきた意地みたいなものが、投げ出すことを、拒んでいるのでしょうから。
こうして、山間の小さな池の中にじっと身を潜めているので、仙人のような無味乾燥な生活を想像されるかもしれませんが、 案外様々なプレーヤーさんの言動を見させていただくだけで、なんとなくその人の性格や人生が見えてくるようで、なかなか味わい深いものです。 更には、新聞やテレビがなくても、現代社会の移ろいまでも、それとなく伝わってくるものです。 私としましては、今しばらくこの池で、これまでどおりの生活を続けていこうと思っていますので、よろしかったら遊びに来てください。(平成25年5月8日)
サイドサドルスタイル(平成25年7月20日)
リベンジの日は快晴です。
大和高原CCはフェアーウェイの幅が2倍ほどある広いゴルフ場です。
飛ばし屋のF君はOBを気にせず、伸び伸びとしたドライバーを放ち、自己ベストの79でのラウンドです。
スキー部だったI君は、雪のないフラットな面は苦手なようです。
自分のスタイルを貫くS君のパッティングはユニークです。
サイドサドルパッティングと言うそうで、カップに正対します。
左手を固定することによって振り子の原理で打ち出す事が出来ることから「最も完成されたパッティングスタイル」とも言われています。
もっとも、スタイルの完成度とパットの成績は別のように思えるのですが。
春日台カントリークラブ
ゴルフには3つの楽しみがあります。プレーの楽しみ、昼食時の宴会の楽しみ、それに終わってからの温泉の楽しみです。
また、ゴルフを続けていくには3つの条件があります。健康であること、少しの金銭的余裕があること、それに仲間がいることです。
平成10年に乗用カートを導入するために新規の募集がありメンバーになりました。
東コース (No.1 ホール)
年が明けて杉の雄花が色づく頃に枝を折り、持ち帰ります。雄花だけを枝から取り、お茶の袋に詰め焼酎を注いで「杉酒」を作ります。
杉花粉のエキスが染み出し、琥珀色に変わると少量を口に含み、舌の下で転がしてのみ込みます。
花粉の季節には毎晩これを続けています。効果の程は定かではありませんが出来る限りの対策をしてラウンドしています。
中コース (No.5 ホール)
グリーンを取り囲むように桜が植えられており、ホールアウトしてから振り向くとグリーンの緑と桜のピンクのコントラストが見事です。
特に花びらがグリーンを埋めるように散る様は感動的です。スコアーが悪くても「見返りの桜」と呼ばれているその美しさに慰められます。
西コース (No.8 ホール)
2003年の勤労感謝の日杯でホールインワンしたホールです。お祝の宴はふぐ鍋で、保険金でまかなえました。
岳父のティーショットが池に架かる橋の欄干に跳ね返りナイスオンしたのもこのホールです。
花が好きだった岳父の遺影は、このホールの雪やなぎの前で撮った写真です。