蔵の歴史：
　明治１９年に初代奥鹿之助が本家より分家して創業。大阪府最北端、北摂津連山に囲まれた山里・能勢地方は、厳しい冬の寒気が酒質を鍛え抜く。
銘柄の由来：
　創業者の名前の一字と当地の秋の風景の美しさと「米、栗、松茸」等実りの秋の一文字で「秋鹿」と命名された。

蔵の歴史：
　西條蔵の創醸は享保三年（西暦1718年）以来今日まで河内長野の地で酒造業を営む。
銘柄の由来：
　昭和４６年、天野山金剛寺の好意、 地元の声援で古格「天野酒」を復活。

蔵の歴史：
　酒造り500年の伝統を持つ日本最古の銘醸地、摂津富田郷にて文政5年（1822年）創業。
銘柄の由来：
　「富田酒」は、伊丹や池田の酒と並び、一大消費地である江戸まで運ばれる下り酒として有名。

蔵の歴史：
　宝暦元年(1751年)現在の灘・御影郷で操業。阪神大震災では木造蔵全てが倒壊したが復興し、平成８年に「神戸酒心館」を設立。
銘柄の由来：
　「福寿」という酒銘は、七福神の一柱「福禄寿」に由来し、この酒を飲む方に財運がもたらされる願いが込められている。 日本人がノーベル賞を受賞した場合、晩餐会で振舞われる。

蔵の歴史：
　嘉永２年(1849年)創業。丹波杜氏の故郷の山深い里で、小川１０号酵母の特性を生かし、上品でさわやかな酒を生む。
銘柄の由来：
　初期銘柄は「国礎」。大正４年に俳人、高浜虚子が「ここに美酒あり名づけて小鼓といふ」と詠み、「小鼓」と命名される。

蔵の歴史：
　享保１０年(1724年)将軍徳川吉宗の頃からの創業。創業の頃の屋号は「福智屋」で、２代目の時近くの「大乗寺」に円山応挙一門が参り、 福智屋の酒を飲み交わしながら絵筆を走らせたと伝えられる。
銘柄の由来：
　兵庫県の日本海側、旧「香住町」の地名「香住」にめでたい総称の「鶴」の名をつけた。

蔵の歴史：
　天保10年（1839年）創業
銘柄の由来：
　酒名は、地元が風光明媚で秋の紅葉が美しいことに由来する「錦」とめでたい「富久」を合わせて命名。

蔵の歴史：
　初代辰馬悦蔵が文久2年西宮の現在の地にて創業。超一流主義、品質本位を継承し、灘の生一本として伝統を守り続けている。
銘柄の由来：
　鷹は百鳥の王、その中でも白い鷹は、千年に一度現れる霊鳥と言われている。王者の風格と気品をもつ「鷹」に、 清酒の清らかさを表す「白」と合わせた酒名。

蔵の歴史：
　天保6年（1835年）創業し。姫路の酒蔵として「名刀正宗」という銘柄を主に造り続けてきた。
銘柄の由来：
　鷹は百鳥の王、その中でも白い鷹は、千年に一度現れる霊鳥と言われている。王者の風格と気品をもつ「鷹」に、 清酒の清らかさを表す「白」と合わせた酒名。

蔵の歴史：
　元禄三年、自然に恵まれた兵庫県北部、但馬地方に創業。
銘柄の由来：

蔵の歴史：
　宝暦年間、初代泉仙介が有馬郡道場村で酒造業を始めた。
銘柄の由来：

蔵の歴史：
　淡路島は、国生み神話の舞台として、古事記、日本書紀に登場する。蔵は昭和２０年、島の南部の１０軒が志を一つに合併。
銘柄の由来：
　酒銘『都美人』はもと伏見の酒造家の商標で、創業当初に存在した様々な銘柄から一番響きの良い名前を採用した。

蔵の歴史：
　明治16年（1883年）創業以来、品質第一をモットーに、小さいながらも、大手蔵に桶売りする事もなく、誠実な酒造りを続けてきた。
銘柄の由来：
　「倭」は日本、「小槌」は願いがかなう打ち出の小づちを指していて、「日本がより豊かに発展するように」との思いがこもる。

蔵の歴史：
　享保元年(1164年)創業の丹波地方における最古の醸造蔵。
銘柄の由来：
　地元丹波を盛り上げて活性化を図るため、「奥丹波」と名付けられた。

蔵の歴史：
　創業は江戸末期。震災の時は蔵が全開し再起不能かと思われたが、小山グループの支援を得て最新の設備を伴った蔵元に生まれ変わった。
銘柄の由来：
　「福鶴」という名前の蔵元は当時、全国に３つあったが、海岸近くにあるので「浜福鶴」という名前に改められた。　

蔵の歴史：
　揖保川のほとり、旧城下町である兵庫県宍粟市山崎町にある蔵元で、今から１７０年前の江戸期天保８年（１８３７年）に創業。
銘柄の由来：
　「播州地域の良質の米・水・環境を使い地酒本来の持つ良さを大切に醸したお酒をどうぞ」との思いがこもっている。　

蔵の歴史：
　文亀永正の頃、丹後国の守護一色氏の陣代小西岩見守を始祖とし、 その猶子小西宗雄が民間に下り天文１９年（１５５０年）伊丹に出て薬種商を営むかたわら濁酒造りを創めた。
銘柄の由来：
　小西家2代目宗宅が江戸へ酒樽を運ぶ途中、雪を頂いた富士の気高さに感動し富士の「白雪」と名づける。　

蔵の歴史：
　元治元年(1864年)創業の今井酒造を中心に、姫路市内の6つの蔵元が昭和41年（1966年）に合併して誕生した。
銘柄の由来：
　播州平野の中心、姫山の上にそびえ立つ日本一の名城「姫路城（白鷺城）」にちなんで名付けられた。

蔵の歴史：
　天保２年(1645年)洛中で酒造業を営んでいた木村家が大正中期に名水の里・伏見の現在地に移転。昭和１８年に四つの醸造場と合同して共栄酒造として認可された。 その後酒銘と同じ招徳酒造に変更。
銘柄の由来：
　平安神宮に掲げられている明治天皇の御宸筆「福以徳招（ふくいとくしょう）」－福は徳を以て招く－による。招徳を飲んだ人に福が来るようにとの想いがこもる。

蔵の歴史：
　寛永１４年(1637年)初代が京都南部の笠置から伏見に来て創業。明治期に樽詰め全盛の時代、瓶詰酒に力を入れ酒銘が全国に知られる。 １９６１年日本で初めて四季醸造システムの酒蔵を稼働、１９８９年には米国月桂冠を設立した。
銘柄の由来：
　「月桂冠」はアポロン神殿の神木の月桂樹を冠にして勝者に授けられたもの。この勝利と栄光のシンボル「月桂冠」を酒銘として明治３８年に商標登録。

蔵の歴史：
　宝暦４年(1754年)創業。 赤米で仕込んだ果実酒風味の赤い日本酒「伊根満開」など、社長が女性の視点から新しい感覚の日本酒を開発。
銘柄の由来：

蔵の歴史：
　天保１３年（1842年）創業。 ５代、木下善兵衛が30町歩あった田圃から収穫した米を、裏山から懇々と湧き出る山水で酒造りを始めた。
銘柄の由来：
　蔵のすぐ隣に川上谷川が流れ、玉（とてもきれいな）のような川というところから、玉川と命名された。

蔵の歴史：
　初代、中屋六左衛門が、和歌山市寄合町にて、紀州国紀州藩の第二代藩主、徳川光貞（家康の孫）の免許で創業。
銘柄の由来：
　代々の六左衛門が紀州熊野の速玉（はやたま）神社に帰依しており、主神たる「イザナギノミコト、イザナミノミコトの御魂が映える」との 意味を込めて命名された。

蔵の歴史：
　上京は地下水の良さから、水が命である茶室や酒蔵が密集していたが、運搬上の利便さで伏見に移り、現在洛中において酒蔵を営む唯一の蔵元。
銘柄の由来：
　この蔵は、豊臣秀吉が自分の家として建てた聚楽第のあった南端にある。

蔵の歴史：
　京都・嵐山の上流亀岡市に明治15年創業。
銘柄の由来：
　「酒造りは米作り、米作りは土壌から」という基本を基に酒造りに励む。

蔵の歴史：
　元禄年間（江戸時代）に初代大石太郎兵衛が庄屋から独立して、｢太郎兵衛酒屋｣を創立した。
銘柄の由来：
　「てんごり」は美山の方言で屋根の葺き替え等をみんなで協力して作業することを言い、 酒造りも蔵人たちの「てんごり」の心から良いお酒が生まれることを願った。

蔵の歴史：
　延宝5年（1677年）に伏見七つ井の一つ、白菊井の湧く現在地にて創業。当主は代々源兵衞を名乗り、現在11代目。
銘柄の由来：
　九代目源兵衛の結婚を祝して富岡鐵斎翁より「神聖」の毛筆文字を贈られた。

蔵の歴史：
　初代松本治六郎が大正14年に伏見の名水の恵みを生かした酒蔵として創業した。
銘柄の由来：
　2代目松本司朗は進取の精神でマス媒体での広告展開を始め、イメージキャラクターとして「カッパ」が定着した。

蔵の歴史：
　江戸時代後期の1842（天保13）年に創業。「宝」の語源は「田から」にある。自然が育んだ田畑の恵みこそかけがえのない宝物である。
銘柄の由来：
　松・竹・梅は｢歳寒の三友｣と呼ばれ、古代から｢めでたきもの｣のしるしとされてきた。

蔵の歴史：
　初代松本治兵衛により寛政3年（1791）東山の八坂弓矢町にて商号を「澤屋」として創業。
銘柄の由来：
　松尾芭蕉の俳句、「我(わが)衣(きぬ)に ふしみの桃の 雫せよ」から命名。

蔵の歴史：
　延宝三年（1675年）創業。伏見では、最も古い歴史を持つ“にごり酒”と“古酒”の元祖蔵元。
銘柄の由来：
　姉小路有長という公家に「かげ清き月の嘉都良の川水を夜々汲みて世々に栄えむ」と詠まれ命名。

蔵の歴史：
　大正7年（1918年）創業。平安建都1200年祭にあやかり、平安京の「京」と深窓の姫君の「姫」をもらい社名を変更。
銘柄の由来：

蔵の歴史：
　天明元年(1781年)、御所の南に初代松屋久兵衛が創醸。
銘柄の由来：
　金鵄勲章に正宗を配した商標を出願したことによる。

蔵の歴史：
　明治28年（1895）の創業。齊藤酒造の遠祖「井筒屋伊兵衛」は、元禄時代（1600年代末）に大坂・泉州よりこの地へ移住。 その人物の名は齊藤酒造の美酒の銘にもなっている。
銘柄の由来：
　月の名所の嵯峨に因んで月賞と名付けた。

蔵の歴史：
　雪深い琵琶湖の最北端。天文年間より始まった酒造りは賤ヶ岳山麓の北国街道沿いで４６０年余りの歴史を刻む。
銘柄の由来：
　「賎ケ岳の戦い」で勇猛果敢な働きによって秀吉に天下人へ道を開くきっかけを開いた七人の若武者を称えて「賎ケ岳の七本槍」と呼ぶ。

蔵の歴史：
　文政３年(1820年)喜多儀左ェ門が湖東平野の八日市で創業。当時は屋号を天満屋と称し、近隣農家より米を買い受け、酒を造り八日市周辺で売っていた。
銘柄の由来：
　「喜楽長（きらくちょう）」という銘柄は、お客様に喜び、楽しく、酒を飲みながら長生きして頂けるようにと命名された。

蔵の歴史：
　創業は万治元年(1658年)。米の流通の中継地でもある大津で酒造場を設立し340年余の歴史をもつ。
銘柄の由来：
　三井寺ゆかりの後水尾天皇皇子聖護院宮道寛親王が平井商店に寄せた和歌が由来となっている。浅芽生は、葦に覆われた波打ちぎわを表す枕詞。

蔵の歴史：
　道灌公の末流太田若狭守正長が越前福井藩から海道の要衝近江の草津に移り、代々関守をつとめていたが、その後この宿場で酒造りを始めた。
銘柄の由来：
　遠祖の名に因んだ清酒｢道灌｣は東海道や中山道を往来する人々に、天下の銘酒と賞味されてきた。

蔵の歴史：
　大福帳に「文化二年秋酒作り創むる」とあり、淀藩配下の酒造取締役に任ぜられる。
銘柄の由来：
　「御代栄」（みよさかえ）は万葉集第十八巻、大伴家持の歌「天皇の　御代栄えむと　東なる　陸奥山に　黄金花咲く」にちなむ。

蔵の歴史：
　大正9年（1920年）の創業。
銘柄の由来：
　紫式部が瀬田川に映る月を見ながら「源氏物語」を書いた石山寺の近くにある。

蔵の歴史：
　江戸末期創業の酒蔵の末弟飯田弟一が大正１２年に酒類販売業を開始。昭和３８年に大阪府八尾市に長龍酒造を創立。 昭和５４年に酒造免許を取得し、奈良の地で酒造業を開始。
銘柄の由来：
　岸本甚造翁が偶然見つけた２本の穂を選抜・育成し世に広めた史実に基づき「ふた穂」と命名。「稲の国の稲の酒」は日本の純米酒という意味。

蔵の歴史：
　酒蔵は葛城山、二上山の麓に位置する。
銘柄の由来：
　庭園に現存する樹齢三百有余年に及ぶ立派な老梅がある。そこへ鶯が飛来して鳴く様は文字通り鶯宿梅。そこから「梅乃宿」とする。

蔵の歴史：
　創業者惣兵衛は古金屋（換金、手形の取扱い）を営んでいたといい、七代目になって惣十郎が明治元年（1868）酒、醤油、油造り等の 事業を一本化し、酒造業専業に切り替えた。
銘柄の由来：
　「やたがらす」とは神話に出てくる瑞鳥。大きい鳥という意味であり三本足のカラスで太陽の精として信じられている。

蔵の歴史：
　日本酒発祥の地といわれる奈良で今西家が明治17年（1884年）に創業。
銘柄の由来：
　春日大社と神獣である鹿から「春日神鹿」と名付け、後に「春鹿」に改められた。

蔵の歴史：
　万治3年（1660年）創業。文楽「妹背山婦女庭訓（いもせやまおんなていきん）：杉酒屋の段」の舞台になった。
銘柄の由来：
　御神体である「三輪山」は古来から「三諸山（みむろやま）」と呼ばれている事、また三輪山では「杉」に神様が宿るとされている事から命名された。

蔵の歴史：
　明治元年（1868年）豊澤儀助が大阪玉造にて酒卸業を創業。
銘柄の由来：
　

蔵の歴史：
　明治10年から天理教会の御神酒として日本酒造りを始めた。
銘柄の由来：
　稲田政兵衛が天理教二代真柱中山正善様より「いなてん」の名を授かる。

蔵の歴史：
　創業は享保4年（1719年）これまで普通酒を中心に造ってきたが、吟醸酒専用の平成蔵を建設し発売を開始した。
銘柄の由来：
　風の森ブランドは、すべて手造り、しかもまったく濾過をせず割り水も行わない生原酒で出荷している。　

蔵の歴史：
　奈良盆地の南西に位置する御所市にある小さな酒蔵。
銘柄の由来：
　蔵のすぐ西に聳える葛城山の別称。その昔篠峯という名で呼ばれていた時期がある。　

蔵の歴史：
　天明８年（１７８８年）に初めて分家を許された末息子が、近くの造り酒屋から酒造株や酒造道具を買い取って酒を造ったのが始まり。
銘柄の由来：
　妙童鬼とは役の行者に仕えた鬼「後鬼」の別名。　

蔵の歴史：
　初代久保勘兵衛が吉野の奥山より出でて、江戸元禄時代に大宇陀で酒造りを始めた。
銘柄の由来：

蔵の歴史：
　吉野川を臨む六田（むだ）に1912年に蔵を構える。
銘柄の由来：
　「花巴」の「花」はそのヤマザクラを、「巴」はそのひろがりを意味する。

蔵の歴史：
　明治29年(1896年)大倉勝治商店として創業。 清酒のルーツである「水もと仕込み」で濁酒（どぶろく）を造ることができる、日本でも数少ない蔵元の一つ。
銘柄の由来：

蔵の歴史：
　奈良の北東部大和高原の山間に1871年創業。
銘柄の由来：
　山々に雲がたなびき、雲の間から光が差す時、黄金色に輝く遠岫は金の嶽を形成する。 　

蔵の歴史：
　初代上田宗兵衛が酒造りを初めて以来、現当主に至るまで400有余年。 清酒発祥の地・奈良県で、室町時代から続く老舗酒蔵。
銘柄の由来：
　

蔵の歴史：
　嘉永六年（1853）、大和川水系最北の河川港であり奈良盆地北部最大の環濠集落である 大和国添上郡治道村大字番条で創業。
銘柄の由来：
　

蔵の歴史：
　慶応２年(1866)当時繁栄を極めた漆器職人達を顧客として名手源兵衛が酒造りを始めた。
銘柄の由来：
　海南市「黒江」は、入り江奥の浜辺であり、今の蔵付近に黒い牛の形をした岩が波辺に見られた。 万葉集に３首の和歌で「黒牛潟」として詠まれ、黒江の地名由来となった。

蔵の歴史：
　ルーツは熊野本宮大社の神官を代々受け継いできた熊野鈴木氏。天保９年から続く紀州の酒造会社で、熊野古道の中辺路と大辺路が通る田辺市でのれんを守る。
銘柄の由来：
　神と人が織りなしてきた熊野の精神文化を感じてもらいたいとの想いから「熊野古道」と冠した。

蔵の歴史：
　1932年、中野利生が｢中野醤油店｣として醤油の製造販売を始めた。1958年に清酒の製造を開始。
銘柄の由来：

蔵の歴史：
　昭和３年創業。当時の山号寺号が「無量山超願寺」であったので現在でも「超願寺」という屋号で呼ばれることもある。
銘柄の由来：
紀伊国の地誌である「紀伊続風土記」より